被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】Youth for 3.11との協働

2016-10-25 12:14:59 | 日記
Enは2013年度より特定非営利活動法人Youth for 3.11(以下、Youth)と提携をしています。今年度も修学旅行企画、学習会と続きご協力をいただいています。

Youthは、被災地を始めボランティアが必要な地域・組織と、ボランティアをしたい学生をマッチングする取り組みをしています。東日本大震災時にボランティア不足が深刻であったにもかかわらず、学生がボランティアに行けないという現状があるという課題からこの取り組みは始まりました。

Youthは学生が社会問題解決において重要な存在であるとして、学生にとって参加しやすいボランティアの機会を提供し、ボランティアと学生をつなぐことで社会問題に向き合える若者を増やすことを目標としています。

私たちEnも東日本大震災を教訓にすることで、将来を担う若い世代を、次の災害に対して命や生活を守ることができるリーダーに育てようとしています。ボランティアに参加することで初めて知るフィールド、そこで得られる社会のための学びをつくり出すことが、YouthとEnとの共通の思いであると考えています。

東日本大震災から6年目。YouthとEnの提携の形もまた新しくなります。Enの取り組みは、被災地において地域と協働した、かつ参加者の学びを深めることに徹底した数少ない取り組みの一つとして評価をいただき、より一層充実したご協力をいただいています。

Youthからご参加いただける方は、Enが掲げる目的に共感をして参加してくださる方が多く、自律した行動が尊重される環境の中でそれぞれの力を生かして活動をしてくださっています。学生にとってはお互いの所属も学年も様々であり、社会人や地域の方とも活動をする中で、Enの活動のルールをもとにした安心して過ごせる活動の場で、それぞれにとっての発見や学びをつくっていただいています。大学という枠をはずれて、被災地で様々な方々との協働をすることが、社会の中で分野や役職にとらわれず共通する思いをもってチームとして取り組む大切さを学んでいただけているようです。

YouthはEnを始め、東北・熊本・日本各地にボランティア事業のマッチングを広めています。ご関心ありました詳細を是非下記URLよりご確認ください。
特定非営利活動法人Youth for 3.11
(URL)http://youthfor311.com/
Youthからの参加をきっかけに、Enの学生リーダーになった古賀がインタビューをしていただきました。
(URL)http://youthfor311.com/20161017/
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【学習サポート】 2016年度第2回:被災者ではない立場から発信するということ

2016-10-05 18:40:23 | 日記


月に1度被災地を訪れる度に思うのは、3.11を忘れたくないし忘れてほしくないということです。
そのために自分にできることは、現地で自分が学んだことや知ったことを「発信すること」だと思っています。

ただ同時に、発信することの難しさも常に感じています。
私は被災者ではないため、きっと被災者の方々の気持ちを100%理解するのは難しいですし、
被災者の方々の言葉や思いを伝えても現地の方々が伝えるよりどうしても少し薄っぺらくなってしまう気がするのです。

そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた時に、とある人にこのような言葉をもらいました。

「私たちでも時間が経つにつれて記憶は薄れていくけど、熊本の震災とか、そういうのを見て思い出しているんだよ。」

今回の災害研修で最も印象に残った言葉です。被災者の方々でさえ当時と同じような気持ちでいることが難しいのなら、
被災者ではない私たちが思いを馳せ続けるのはもっと難しくて、薄れていくのはある意味では仕方のないことなのだと、
今までの自分の葛藤が前向きに消化された瞬間でした。

それでも県外から来たよそ者の私に真剣に向き合ってくださり、「来てくれてありがとうね」「忘れないでほしい」「次に生かしてほしい」と様々な思いを伝えてくださる方々と触れ合うと、自分が被災者ではないことを理由に発信することを諦めたくないと強く思いますし、
私を信じて発信してくださった方々の気持ちを繋いでいきたいと強く思います。

被災者ではないけど、被災者ではないからこそ自分の周りにいる現地に行けない人や関心が薄れてきている人に同じ立場、
目線で伝えられることもあると思います。

月日が経つにつれてだんだんと人々の関心は薄れていくかもしれませんが、私はこれからも自分ができることに目を向け、Enの学生リーダーとして、そして1人の人として震災があっても前を向いて今も頑張り続けている方々がたくさんいることや、そのような方々の強くまっすぐな思いを諦めずにしつこく伝えて繋ぐことをしていきたいです。

(こがっち)

※写真は、日和山公園にて(石ノ森萬画館、中瀬方向)
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【学習サポート】 2016年度第2回:目に見えない復興を考える

2016-10-04 17:00:17 | 日記


今回石巻を訪れて思ったことは、以前と比較して景色が変化したことです。沿岸のかさ上げ工事や復興住宅の建設が進行して、同時に様々な建物の建設が行われていました。一見して復興が進んでいる様子がうかがえ、深く心に感じました。
しかし、この事実のみに満足してはいけないのだと実感させられました。というのも災害研修で地元の方から話を伺い、目に見えない復興について考えさせられたからです。やはり私たちは被災地の方の声に耳を傾けることが必要だと思いました。

「震災から6年目になるが、復興に向けて頑張ってきた被災者がストレスを抱えており、疲れを感じている方もいる」という話を聞いた時、目に見えない復興はこれからも課題なのだととてもショックを受けました。それは震災が起こした精神的ダメージに苦しんでいる方々がいることを意味していると思います。このように、復興に向け頑張ってきた方々へ心のケアが大切であると感じました。
私たちはこれからどのようにしてこれらの人々に目を向けていけばいいのでしょうか。それらのヒントが災害研修でのある話の中に見いだせた気がします。

「震災後にストレスで9か月間ずっと口を閉ざしていたおばあさんがいた。
けれども寄り添ってくれたボランティアの大学生によって話ができるようになった。」
この話から、人の心を開くのに何も特別な行動や言葉だけが大切ではないと思いました。
確かに人を助けるために技術や能力が必要な分野があります。
一方、精神面のサポートに必要なのは、その人に真摯に向き合うこと、変にサポートしよう、手伝おうと身構えず、ありのままの姿で接することだと思います。この大学生はずっとおばあさんのそばにいたといいます。そのありのままの行動が心を癒す結果に繋がったのだと思います。
このようにボランティアは被災地の方々のそばにいて寄り添うということが非常に価値のあることなのではないのでしょうか。

被災地のいろいろな人と触れ合い、寄り添うことで目に見えない部分の復興を果たすことができます。
私ができることはとても限られていますが、ボランティアに参加することが一番の方法です。
震災から6年目に入り、ボランティアの人数は減少しているそうです。
現地でボランティア活動をすると、地元の方の声を生で聞くことができます。
しかも、逆に地元の方から勇気や元気をいただくことが多いのです。
そんな貴重な体験ができますが、ボランティアが少なくなっているというのは少し残念でした。
これから私はできるだけボランティアに関わると同時に、直接訪れ、現場を見て、そして生の声を聴くことの大切さを発信していきたいです。そうすることが目に見えない復興を果たすことにつながると思います。 

(ざき)

※写真1枚目は、日和山公園から南浜町を望む
 写真2枚目は、石巻NEWSeeより(http://ishinomaki-kizuna-connection.com/newseeindex.html)
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