被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】 2016年度第1回:6年目の被災地を訪れて

2016-08-26 11:32:21 | 日記


東日本大震災から6年。遅まきながら私は初めて被災地を訪れました。

今年4月に熊本地震が起こった際、何か熊本のためにできることはないかと思い巡らし、
本当に被災者のためになることは何だろうという疑問にぶち当たりました。

そこで私は東日本大震災で犠牲になった命が無駄にならないよう、その震災経験を活かしたいと考え、
女川町での災害研修に参加させて頂くことにしました。東日本大震災から復興の進むこの地で教訓を得よう、
そんな思いで訪れた女川町で最初に目にしたのはトラックと工事現場。
正直未だに「被災地」であるということに驚きを隠せませんでした。
6年という年を経てもなお痛々しい姿を目の当たりにし、津波の恐ろしさ、復興の大変さを改めて痛感しました。

また、高台にはここまで津波が到達したという石碑が置かれており、高台でも安心してはいけないということ、
防災の意識は高すぎることは決してないと知りました。

阪神淡路大震災の被災地神戸とは違い、人口が少なく、インフラ整備が進んでいない東北ではやはり復興は遅れがちであり、
一度被災地を離れた地元の人々が戻って来ないのが現状です。
そんな今そしてこの場所だからこそ、中長期的な支援を必要とされていると実感しています。
この町ってやっぱり素晴らしい、この町に戻ってきたいと人々が思えるところまで復興が進むことを祈り、寄り添っていければと思います。

東日本大震災を忘れることなく常に防災の意識を持ち、さらに熊本地震での支援のあり方についてもこの災害研修をもとに深く考えていきたいと思います。

(すーちゃん)

※写真は、女川町立病院にて
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【イベント】 被災した学校が次の扉を開く ~新しいつながりが教えてくれたこと~

2016-08-24 08:45:35 | 日記


8月21日に第12回教室『学び合い』フォーラム2016in宮城にて、Enの活動を紹介する分科会を開催させていただきました。

フォーラムの全体では、現代の教育環境に対する『学び合い』の必要性や、それを地域と学校とが結び付いて実施する展望と課題が話題となっていました。

その中でEnは、文部科学省が提唱する「チーム学校」の一つの実践例として、会参加者の方に学校を地域・社会に開いたものにするきっかけを与えられるように、学校-地域-外部組織(En)の協働のリアルをお伝えしました。

分科会の登壇者としては、私たちEnを始め、支援の提携をしている中学校の教頭先生と、地域でコーディネートをしてくださっている方をお迎えして、チーム学校としての複数の主体から協働についてのお話をさせていただきました。

私たちが「チーム学校」の実践を語る中で参加者の方にお伝えしたかったことは、それぞれが別々の主体であっても、この活動に携わる人みんなが同じ思いを持つことの大切さです。

それぞれの組織には、それぞれの目標や課題があります。しかし、チーム学校としてその地域の子どもの教育を共に考えて動くためには、たとえ組織は違っていても、共通した目的をもって尊重し合うことが必要となります。

私たちが共通して持っている目的は、「被災地の子どもたちが、震災があっても自分自身に向き合えること」です。子どもたちが震災を理由に将来をあきらめてしまうのではなく、必要なサポートを受けながら自分がどうしたいのかを主体的に考える機会を与えたいと思っています。

その目的を共有する中で、Enは次の役割を果たしているという言葉を学校と地域の方から受けました。
学校から:
「Enの良さは子どもたちへのきめ細やかな対応です。生徒への丁寧な指導、教員との詳しい情報共有、一方で支援を押しつけられているように感じさせないサポートによって、学校との信頼関係を築いてくれています。Enの方が卒業式に参席した時の生徒の嬉しそうな顔がそれを表していました。」
地域から:
「当初は受験勉強に特化した支援をするものだと思っていましたが、Enが持っている姿勢は、共通の目的に照らして自分たちに何ができるかを考え続けることです。だからこそ、学校の中での勉強を超えて、修学旅行を活用した学びを中学生に与えられたのだと思います。これが学校のみで教育するという現場の考え方を見直すことに通じるのではないかと思っています。」

参加者の方に書いていただいたアンケートの中には、Enの活動のルールやリフレクション(振り返り)にも評価をいただきました。Enでは、関わる人すべてに安全な場と、より良くなるための気付きを得る機会を提供しています。このように、まず人としてのあるべき姿を実践していくからこそ、学校とも地域とも共に歩んでいけるのだと考えています。それが震災という経験から学んだ真の「つながり」であると思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【学習サポート】2016年度第1回:Enが目指すもの

2016-08-13 17:08:45 | 日記
今月22日から、Enによる今年度初回の学習サポート活動が始まります。

今年度の学習サポート活動の目的は二つ、
『中学生が学ぶ楽しさを知ること』
『中学生が自主的な学習ができるようになること』です。

東日本大震災から6年目の今年。
これまでも被災地の内外で「自立」という言葉が言われてきました。

自立。それは「自分の足で立つこと」です。
しかし、それは「独りで立つこと」ではないと思うのです。

私たちの活動も6年目。これまで被災地の自立のために、私たちにできる活動をしてきました。しかしその一方で、私たちも多くを学び、深く考える機会をいただき続けました。

中学生のための学習サポート活動でも同じです。私たちは被災地の中学生と学校がもつ力に教えられ、共にあるからこそ知ることができる大切なことに出会っているように感じます。

自立。それは独りで立つことではなく、お互いがお互いを支え合い、高め合うからこそできるものなのではないかと思います。

今年度の学習サポート活動では、これまで以上に学校とEnが結び付き、被災地の今だからこそ問い直せる「学ぶことの原点」を考えながら目標に向かって取り組んでいきます。

あの震災があったけれども、あの震災があったからこそ私たちにできることを、今年度も被災地の方々と共に歩みながら問い続けていきます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【お知らせ】第12回学び合いフォーラム2016in 宮城にブースを出します。

2016-08-08 10:30:09 | 日記
【お知らせ】

第12回 学び合いフォーラム2016 in 宮城

8月20日 
シンポジウム 基調講演は上越教育大学教職大学院教授 西川純氏
文科省、「次世代の学校・地域」の創生に向けた一体改革の担当官よりお話あり

8月21日
講演 みんなの学校、前大空小学校校長木村泰子氏他 (みんなの学校上映あり)
Enは、21日の13:30~14:20の分科会の時間を頂いています。

2020年、文科省は、「チーム学校」というものを目指しています。これからは、学校単体だけではなく、地域や外部の機関を活用して、学校の中の多様化していく課題や問題、子供たちに必要な資質や能力を身に着けさせることができるチーム作りが必要とされています。

Enのこれまでの活動は、そのようなチーム作りのプロトタイプの一つになっていると思っています。
どうやって地域と連携し、どうしたら学校と継続して協働していくということができるのか。また、Enの価値観(ルールやスタンス等)と中学生、高校生、大学生がこのような活動を通し、人との関わりを持つ中で何を学んでいっているのかを話す予定です。
 
これからの学校が見えるフォーラムです。
参加申し込みは、本日の23:59まで!

http://kokucheese.com/s/event/index/393947/
コメント
この記事をはてなブックマークに追加