被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2016年度第7回:2月学習会活動報告

2017-02-23 13:31:55 | 日記


2/16〜2/19で学習支援を行いました!

先月は中学生が受験に向けて力を出し切るために「灰(high)になれ!」という目的で活動しましたが、今月は残りの期間を今まで積み重ねてきたこと、大切にしてきた思いを振り返り、自分の内に持つことで、受験までの残りの期間やこれから先の人生に自信を持って進んでほしいという思いから「中学生が原点を持つ」という目的で活動しました。

具体的には、この時期だからこそ彼らが勉強する上で原点となる基礎を大切にしてほしいことを伝え、必要な時には受験までの日数を意識させ、当日までどう過ごすのかを考えさせるなど、中学生にとっては厳しいかもしれないことも伝えました。

また、今月は個別学習の時間を多くとったのですが、その時にモチベーションの原点となる「なぜ自分は学習会に参加しようと思ったのか」「なぜその高校に行きたいのか」など中学生の思いを引き出し寄り添うことも大切にしました。

この半年間を通じて、学習会に自分から手を挙げて参加し続けてくれた中学生たちには、大きく2つの変化を感じました。

1つ目は勉強に対する姿勢の変化です。積極的に自分の苦手に向き合おうとする子が増えたことや、自分でどこができないのかを明確にして学習会に来るようになった様子を見て、確かな成長を感じました。

2つ目は自主的に学び合いができるようになったことです。分からない問題を友達に教えてもらおうと自分から聞きにいったり、分かる子は分かる子で積極的に教えてあげたり、問題を出し合ったりなど、みんなで頑張ろうという思いを感じました。

今月で今年度の学習会は最後ですが最終日の自信を持った表情を見て、彼らならきっと残りの期間を一丸となって乗り越えてくれるだろうと思いました。全員が悔いなく受験を終え、いい報告を聞けることを楽しみにしています。
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【お知らせ】中学校とEnとの修学旅行企画がホームページコンクールで大賞を受賞しました!

2017-02-17 23:28:16 | 日記
Enが協働する中学校の「修学旅行特別企画 課題別研修」のホームページが、修学旅行ホームページコンクール(主催:公益財団法人全国修学旅行研究協会、後援:文部科学省ほか)で<文部科学大臣賞(大賞)>を受賞しました!

このホームページで紹介されている課題別研修は、修学旅行の一部として、中学校とEnが2016年度に共同で企画・実施したものです。中学校は、生徒たちの「学びたい」という思いに応え、生徒たちが東京でしか会えない人に会って新しい世界を知り、自らの可能性を広げられるように、Enがもつ東京での「つながり」を生かすことにしたのです。そのつながりによって設定された6つのコースそれぞれで、強い思いを持った素敵な方々をゲストとしてお迎えし、事前学習・現地学習・事後学習の3段階で学びを深めていきました。

ホームページの学びの総括には、『この研修は、「つながり」が重視されたものとなりました。』という言葉があります。人とのつながりが東京での出会いを作り、その出会いが新しい世界の扉を開き、未来につながっていく…。ホームページからは、関わったたくさんの人の思いが伝わってきて、思いを込めて大切に丁寧に作り込まれた企画であることがわかります。そして、災害研修や一貫したテーマで学びを深めた各コースの紹介は、誰が読んでも学べる内容となっています。ぜひ以下のリンクからご覧ください。

このホームページが大賞をいただいたことで、この課題別研修に関わった方々の思いがより多くの人に届き、受け継がれていくこと、誰かを勇気づけ、誰かが新しい世界に出会うきっかけとなること、そんな素敵な「つながり」が生まれていくことを願っています。
                                                              (かおちゃん)

修学旅行ホームページコンクール
http://shugakuryoko.com/shusai/hp/
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【学習サポート】2016年度第6回:最後まで基礎を大切にしてほしい

2017-02-12 14:32:08 | 日記


今年度のEnの学習会は、私たちのこれまでの経験から特に「基礎」を重視したものでした。

「基礎」とは、ただ単にテキストの最初のページにあるような簡単なレベルのことではありません。基礎とは、全てに通じる力です。全てのことはその土台から積みあがっていったものであり、基礎を一つひとつ積み上げて初めて応用や発展といったレベルのことができるようになります。

基礎は、簡単に身に付けられるようで実はとても難しいものです。一つひとつ積み上げては、問題にぶつかるたびにまたそこに立ち返り、何が土台であったかを確認する必要があります。問題が難しくなるほど基礎は見失われやすいですが、全てはそこから積みあがったものです。そこに立ち返れば、いつも突破口があるはずです。

中学生たちには、本当の力を身に付けてほしいと思っています。受験問題のように難しい問題に当たるほど、「こんな難しい問題は解けない」「何か楽な方法はないか」と思うかもしれません。しかし、安易に力を付けようとしても、それは本番に活きるほど自分の血肉にはならず、自分が最後まで苦労して身に付けたものだけが、本当の土壇場になって自分を救うのではないかと思います。

受験はゴールであると同時に、これからの学びのための通過点でもあります。勉強したいと思ってくれている彼ら彼女らにこそ、厳しくても回り道に見えようとも、最後まで基礎の大切さを伝え続けたいと思います。学習会は1月で終了の予定でありましたが、中学生から「2月も一緒に勉強したい」という声が上がり、今月に受験直前の学習会を開くことになりました。受験直前の基礎が見失われやすいこの時期だからこそ、中学生とこれからの学びのためにも基礎を積み上げ続けていきます。
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【学習サポート】2016年度第6回:Project”M”さんとの対話を通じて

2017-02-06 10:57:50 | 日記


私たちは活動において、学習サポートの他に災害研修というものも行なってきました。

なぜ、災害研修を行うのか…それは、「3.11を教訓にしたい」という想いから、ボランティアに参加するメンバーが防災への意識を上げることを目的としているからです。

今回の活動では、Project "M"さんという団体とコラボレーションをさせていただき、災害研修を行いました。

Project "M"さんとは、南三陸町で語り部の活動や南三陸町の魅力発信などを行う団体です。地域の中で、「人と人」「過去と未来」「人と地域」を結ぶという目的のもと活動されています。

今回の災害研修では、「災害の現実という背景を知った上で、災害時に生きるスキルを身につけること」を目的とし、震災当時のお話、ディスカッション、救命講習を行いました。これは、私達Enとproject"M"さんの「3.11を教訓にしたい」という共通の想いのもと実現しました。

1月のメンバーにその災害研修を振り返っていただきましたので、ぜひお読みください。
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活動中、東日本大震災の語り部と救命講習を行っているProject”M”さんにお越しいただいた。Project”M”さんの講習を受け、私は「自分の命を守ること」について考えさせられました。

災害当時、彼らは海から30mも高い中学校の校庭に避難していたにもかかわらず、校庭に波が押し寄せてきたそうです。そして、校庭にいた人々はさらに高台へ逃げ、高台で彼らはジャージをロープ代わりにして逃げ遅れた人を助けたり、心肺停止の男性に心臓マッサージを行ったりしたという体験談をお聞きしました。

そのような死と隣り合わせの状況を体験した彼らが私たちに教えてくれたことは、「まずは、自分の命を守ること」でした。これはとても当たり前のことだが、人の命を助けることができるのも自分の命があってこそで、改めて自分の命を守ることの大切さを感じました。そして災害に直面したとき自分の命を守るためには、それぞれの防災意識がとても大切だと考えました。

実際、彼らがいた南三陸では海岸に近い町の人よりも、海から離れた町に住む人々の方が亡くなられた人が多いそうです。この違いは、危機感、防災意識の高さの違いであると思います。このことからも、普段からの防災意識が災害に直面した際の正しい判断、行動につながると感じ、1人ひとりの意識が自分の命を守ること、そして災害による人的被害を減らすことにつながると思います。

しかし、実際、災害を経験したことのない人々にとって、常日頃から高い防災意識を持ち続けることは難しいと思います。では、高い防災意識を保つには、どうしたらいいか。

私は、発信し続けることだと思います。災害当時の状況や被災した人の心境を知っているかどうかで防災意識を高く保つことに大きく影響すると感じます。
そして、その想いを受け取った人が別の人に伝えていくかもしれません。そうやって、自分の考えたこと、感じたことを自分の言葉で発信することが、人々が災害について考えるきっかけになるのはもちろんこと、自分の中の防災意識、震災を風化させないことにつながると思いました。
(よっくん)


こちらの記事に取り挙げられているProject"M”さんのFacebookページです!こちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/ProjectM-1738680696367360/
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