被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2017年度第6回:1月学習サポート 活動報告

2018-01-20 14:30:08 | 日記
日程:1/6-1/8に学習サポートを行いました!

今月は先月に引き続き、「中学生が次のレベルに挑戦する」という目的で活動を行いました!

具体的には、3年生には受験のゴール設定とそのための戦略づくりをレクチャーしました。ゴール設定の話として、受験には「頑張ったから受かる」という努力賞はなく、厳しくも合格点の達成が志望校合格のためには必須です。合格点という目標をはっきりと定めて、その点数を確実にとるための戦略を考えることの重要性を伝えました。
その上で、入試問題解答の戦略づくりのポイントとして、「1分・1点・1秒を大切にする」というキーワードを伝えました。それをもとに、時間配分・見直し・最後まで点数を取ろうとする工夫を戦略の中に組み込み、自分なりの点数の取り方を考えてもらいました。

1.2年生には次の学年の学習内容をしっかり自分のものにするために「今の学年の基礎は今のうちに固めること」を伝え、12月と同じように確実にわからないところをつぶしていくことを意識して学習を進めました。また、丸つけのタイミングや丸つけをした後どのように復習をしたらよいかなど、基礎を定着させるための勉強法も伝えました。

中学生たちはそれぞれが自分なりにスタッフが伝えたことを理解し、実践しようという姿勢を見せてくれました。

その結果、アンケートは以下のようになりました。

〈振り返りの結果〉
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:わからない、2:そう思わない、1:全くそう思わない)

<1.2年生>
Q1.学習会は満足できましたか?
→5が71%、4が29%

Q2.「今の学年の基礎は今のうちに」というお話は理解できましたか?
→5が57%、4が43%

Q3.学習会に参加することで勉強に積極的に向き合うようになりましたか?
→5が29%、4が43%、3が29%

<3年生>
Q1.学習会は満足できましたか?
→5が67%、4が17%、3が17%

Q2.「合格点を目指す」(合格点を知る、戦略を立てる)というレクチャーは理解できましたか?
→5が83%、3が17%

Q3.受験に向き合う覚悟はできましたか?
→5が67%、4が17%、3が17%

また、記述式アンケートの結果では以下のような声を聞くことができました。

〈記述式アンケートの結果の一部〉
<1.2年生>
(今回の学習会では「今の学年の基礎は今のうちに固めよう!」というお話をしました。お話を聞いて、あなたはそれをどのように理解しましたか?)
・学年の基礎が身についていないと発展が解けなくなるから今のうちに身につけておいた方がいいと思った。

(今の学年の基礎を身につけるために、今自分がやるべきことは何だと思いますか?)
・難しい問題だけをやるんじゃなくて、あきれるくらいまで同じ問題を何回もやって、わからないことはその日のうちに聞くことです。
・1年生からやり直す

(これまでEnで学んだことで、どのようなことが印象に残っていますか?それはなぜですか?)
・わからないところがあった時一緒に考えてくれたりしたこと。なぜならば、嬉しかった。
・メモをとること。なぜならば、普段少ししかとっていないので、メモをとることができてきたから。

<3年生>
(合格点達成のために、今の自分に一番必要だと思うことは何ですか?それはなぜですか?)
・1点。なぜならば、1点の差が落ちるか、入学かを決めるから。
・適確な時間配分。なぜならば、見直し時間がない時や時間があまりすぎることがあるから。

(合格点達成のポイントとして「1分・1点・1秒を大切にする」ということを伝えました。このポイントをどう理解しましたか?)
・始まったらすぐに問題を解かずにこの問題は何分で解くかを考えて、1点でも多くとれるように最後の1秒まで見直しをすること。

(今回の学習会を通じて心に決めたことはありますか?ある場合、それは何ですか?)
・Enの学習会に行くまでは受かればいいやという気持ちでしたが、今回の最後のEnに行って、2年間お世話になって、ちゃんと勉強して合格して恩返しができるように最後の1日まで頑張ること。
・何が何でも合格する。

先生方と相談し、中学生たちが自分の課題をしっかり考えた上で私たちと勉強することが必要だと判断した場合には、2月も学習会を開催することになりました。今月で最後になるとしても、これまでの学びをしっかり自分のものにしてそれぞれの次のステージへ上がっていってほしいです。また来月の開催が決定した場合には、いただいた機会を最大限活用できるよう気を引き締めて準備していきます。
(こがっち)
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【学習サポート】2017年度第5回:12月学習サポート 活動報告

2018-01-11 21:42:11 | 日記
昨年12/25-12/27に学習サポートを行いました!

今月は「中学生が次のレベルに挑戦する」という目的で活動を行いました!3年生にとっては受験に向き合うこと、1.2年生は次学年へのステップアップです。

勉強面については、3年生は受験生として自分の考えに責任を持つということをテーマに、目的に合った学び方を自分で考えるということを徹底しました。受験勉強を一つのチャンスにして、自ら学ぶ力を身に付けるために学び方を変えることに挑戦してもらいました。

1.2年生は勉強を楽しんでもらうためのレクリエーションを取り入れながら、今月は今までよりもレベルアップするために、勉強する上で「わからないことをすぐに聞くのではなく、自分で考え切ってから質問してほしいこと」「手間をかけて勉強してほしいこと」の2つを大切にしてほしいと伝えました。

その結果、3年生は、これまで以上に目的意識をもって勉強を考えるようになり、自分自身でこれが一番だと思う学び方を自ら考え出そうとするようになりました。学び方も他人に頼れば楽ではあるものの、自分に本当に合った学び方は自分だからこそ考えられるということに気付いてくれました。

1.2年生は、わからない問題にぶつかっても自分で考えたり調べたりする姿が見られるようになり、考え切った上でスタッフに質問してくれるようになりました。また、先月と違い今月は自ら積極的に手を挙げて質問する姿勢から、学習会の時間を大切にしようという気持ちが見えました。

また、最終日には中学生たちに今まで伝えてきた「ルールの意味」について考えてもらう時間を設けました。中学生からは「大学生との壁をなくすためのもの」「全体でのコミュニケーションをとるため」「ルールがないとやりたい放題できてしまう」など、これまでの学習会を通じて自分なりに意味を見出せたことがわかりました。

その結果、アンケートは以下のようになりました。

〈振り返りの結果〉
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:わからない、2:そう思わない、1:全くそう思わない)

Q.学習会は満足できましたか?
→5が100%

Q.Enが伝えたことは理解できましたか?(3年生)
→5が100%

Q.学習会を通じて受験への意識は変わりましたか?(3年生)
→5が100%

Q.Enが伝えた「勉強する上で大切にしてほしいこと」のお話は理解できましたか?(1.2年生)
→5が90%、4が10%

Q.学習会を通じて勉強への意識は変わりましたか?
→5が70%、4が20%、3が10%

また、記述式アンケートの結果では以下のような声を聞くことができました。

〈記述式アンケートの結果の一部〉
<3年生>
・(「受験生になる」とはどういうことか?という問いについて)
自分を振り返ってそこから前に進むこと。なぜなら、今までの学習生活色んなことを振り返って、高校という新しい所へ進むから。
(自分で考えることで、受験への向き合い方に何か変化はあったか?という問いについて)
・ただ勉強していればいいやと思っていたけど、きちんと目的を設定しないといけないと思うようになった。
・(Enが自分にどういう影響を与えるか?という問いについて)
景色が広がる。なぜなら、モヤモヤが話をすることで消えて、自分の目標や意思を前向きにしっかり見すえることができる。

<1.2年生>
(「勉強する上で大切なこと」のお話を聞いて、これからどう勉強しようと思うか?それを続けることで自分がどうなれると思うか?という問いについて)
・いつも分からないと答えを見てしまうクセがあるけど、これからは少し考えてから見るようにする。なぜなら、自分で考えることが大切だから。そうすることで少し理解でき理解力がつくと思う。
・人に聞く前に何でもいいから考えをもとうと思いました。(勉強だけじゃなくて生活の中でも)なぜならば、自分の意見をいうことで新たな発見とか頭に残るから。そうすることで、未来の役に立ってこれから便利に少しでもなると思った。世界が広がる。
・(ルールは大切だと思ったか?という問いについて)
はい。「コミュニケーションをとる」ことは、自分のことも伝えないといけないけど相手のこともわからないからコミュニケーションは大切だなぁと思いました。

このように、3年生は自分で考えることで受験に対する意識が変わり、その結果勉強法を見つめ直すようになったこと、1.2年生は自分で考えることが自分のためになることを実感してくれたことがわかりました。

私たちが設定した学習会は1月で年度内最後の予定です。参加してくれる子たちのやる気や思いに応えられるよう、最後までチーム全員で中学生に向き合おうと思います。
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新年のご挨拶

2018-01-05 19:20:39 | 日記
明けましておめでとうございます。

昨年も大変お世話になりました。今年も明日から石巻にて学習サポートを実施します。今年の中学3年生・高校3年生たちも、いよいよ受験間近。私たちも彼ら彼女らのそばで挑戦し続けます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。皆様にとっても、よい一年になりますように。

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【学びの機会】制限なく未来を考える ~石巻市でのドローン体験セミナー~・その2

2017-12-30 15:03:03 | 日記
ドローン体験セミナーのアンケート結果とその考察です。アンケートには、牡鹿中学校の全学年生徒計35名に回答いただきました。

アンケートでは、今回のセミナーの満足度と理解度を集計しました。満足度、理解度共に全学年が9割を超える肯定的な回答をしました。

Q1.今日の授業は楽しめましたか?
全学年「とても楽しめた」85.7% 「楽しめた」14.3% (計100%)

Q2. 小関さんのお話は理解できましたか?
全学年「とても理解できた」57.1% 「理解できた」40.0% (計97.1%)

また、セミナーの趣旨の理解を深めるためにEnが作成したラーニングガイドは、全学年に共通して有効に活用してもらえたようです。

Q3. ラーニングガイドは、今日の授業を理解するのに役立ちましたか?
全学年「とても役立った」60.0% 「少しは役だった」34.3% (計94.3%)

以下では、自由回答における1,2年生と3年生の回答の違いからセミナーの効果を考察します。

「小関さんの話の中で、特に印象に残った話はありましたか?」という問いには、全学年48.6%が「ある」と回答しました。その内容については、1,2年生は、ドローンについて知ったことに加えて、小関さんのお話から「夢」や「仲間」というキーワードが特に印象に残ったようです。これは、1,2年生が自由に将来を考えられる時期にあり、小関さんのお話をそのヒントとして受け取ったように考えられます。また、3年生は「会社をやめて新しい道に進んだこと」「自分のやりたいことを仕事にすること」などの内容を挙げました。これは、3年生が具体的に将来の進路を考える時期にあり、小関さんのお話からこれまで考えたことのなかった進路の考え方が印象に残ったのだと考えられます。

「ドローンを体験してみて、心に残ったことはありましたか?」という問いには、全学年77.1%が「ある」と回答しました。その内容については。1,2年生は、「ドローンを動かすのが難しかったけど、思った通りに動いた時は嬉しかったです」など、ドローンを飛ばしてみたことによって得た楽しさを挙げました。また、3年生はそのような操作の印象に加えて、「ドローンで配達をしていて、とてもすごいと思ったし心に残りました」「災害などでも活躍できること」など、ドローンが社会で活躍する可能性を持っていることに注目をしたようです。これは、3年生がドローンの操作からそれが社会に活用されることにまで想像をふくらませることができたためだと考えられます。

「今日の授業を通じて、いつもの生活の中で意識しようと思ったことはありましたか?」という問いには、全学年37.1%が「ある」と回答しました。その内容については、1,2年生は、「前向きな考え方をする」「仲間を大切にする」など、小関さんのお話の中で未来を考えるにあたって重要なこととして伝えたことが伝わったようでした。また、3年生は「一生懸命話を聴くこと、メモをとること」「色々な人と関わってみること」など、学ぶことにおける新たな気付きがあったようでした。3年生の「ある」は26.6%に留まり、これはドローンが社会に活用することを考えた分、それを自身の実生活に落とし込んで考えるまでにより多くの時間が必要であったのかもしれません。

「やってみたいことに挑戦する時、ぶつかることがあったらどうしようと思いますか?」という問いに対する、各学年の回答の抜粋です。
<1年生>
「ワクワクする見方をしようと思う」
「あきらめないで楽しみながらしていくこと。夢を持つことは大切」
<2年生>
「見る角度を変えたり、自分は何にどんなふうになりたいか、それに向かって何かを活力にしているのかを思い出してとことんやっていけるようになりたいと思います」
「仲間と一緒に協力して乗りこえる」
<3年生>
「ポジティブに考える」
「何度もあきらめずにできるようになるまで、努力すること」

「なぜ、小関さん・学校の先生は、みんなに今日の話を聞いてほしいと思ったのだと思いますか?」という問いに対する、各学年の回答の抜粋です。
<1年生>
「将来の事を考えてほしいから」
「みんなの夢にも共感して仲間になってくれる人がいるということを知ってほしかった」
<2年生>
「大きな壁にぶつかったとしても、見る角度を変えて、壁を乗り越えてほしいと願ったから」
「仲間を大切にすることを伝えるため」
<3年生>
「夢を持ち続けてがんばってほしいから」
「自分たちの可能性を広げてほしいと思ったから」

中学生には、今回のセミナーで伝えたかったことして、未来を考えるにあたって、自分のやってみたいことから自分の原動力を探すことの大切さが伝わったようです。今回のセミナーでは、1,2年生がドローン体験の楽しさに注目した一方で、3年生は社会での活用について考える様子が見られました。今後のセミナーでは、学年によって異なる学習設計も取りり入れることで、生徒が進度に合ったテーマをさらに深く理解する機会をつくることも考えられます。
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【学びの機会】制限なく未来を考える ~石巻市でのドローン体験セミナー~・その1

2017-12-29 23:19:26 | 日記

【制限なく未来を考える ~石巻市でのドローン体験セミナー~・その1】

11月27日、石巻市立牡鹿中学校にて最先端技術のドローンを用いた授業が行われました。Enは、これからの社会を創造する人材を育むためのESD(持続可能な社会づくりの担い手を育む教育)に力を注いでいます。

今回ゲストとして訪れてくださったのは、ドローン開発ベンチャーの株式会社アイ・ロボティクスCOO小関賢次さんと同社専属ドローンプロ操縦者の白石壮史さんです。(プロフィールは下記参照)

Enは、学校側の「中学生が未来の様々な可能性にチャレンジしていってほしい」という想いと、企業側の「今の子どもたちに『制限なく未来を考えられる』ようになってほしい」という想いを受け取り、この両者を繋げることで今回のセミナーの実現に協力をさせていただきました。この企画は昨年度に引き続き2回目の開催になります。

今回のセミナーのねらいは、中学生がこれまでの考え方に留まらず自分の未来を自由に考えることです。Enは、中学生がその学びを得るための学習の設計を担当させていただきました。

まず、小関さんがドローンと出会っていく中で感じたことを基に「物事を未来につながる捉え方をすること」の大切さを伝えてくださいました。その後に、Enが作成したラーニングガイドを用いて「未来につながる見方」ワークを行いました。自分のやってみたいことから自分の原動力を探すことで、自分が未来にこうなりたいという姿を想像してもらいました。

最後に、中学生と先生方全員が順番にドローンを操縦する体験をしました。中学生にとって今自分たちが触れているドローンというテクノロジーが、様々な場面で活躍の可能性を秘めていることを実感する機会になったのではないかと思います。

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アイ・ロボティクス社は2016年に法人化したベンチャー企業です。内閣府・国交省・経産省後援のドローンを使った山岳救助コンテスト、Japan Innovation Challenge 2016で初代入賞をかざり、その後実際の山岳救助の現場においても捜索対象者を発見するなど、国内において既にドローン産業のトップランナーとして活躍しています。現在、数多くの企業との共同研究やシステムの開発に尽力されていて社会課題の解決を行っています。
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