被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】 2016年度第4回:11月学習会活動報告

2016-11-23 23:04:35 | 日記

11/19.11/20で学習サポートを行いました!

先月は中学生が今まであまり取り組んでこなかった自分の苦手部分である「伸びしろ」に向き合うということを目的にしましたが、今月は受験に向けて難しいレベルの問題を解くことに備えて「深い理解にたどり着く」ということを目的に設定しました。

具体的には、次の3点を中学生に伝えました。

①問題をどこから解き始めればよいかを理解する(何がポイントかを見つける)
②答えがなぜそうなったのかを説明できるようにする
③また似たような問題を解く時のために自分なりのポイント(教訓)を残す

また、ただ問題を解いたり教科書をまとめたりするのではなく、「なぜこう解こうとしたのかな?」「これはどういう意味なんだろう?」など、問いかけをすることで中学生自身の考える力を伸ばすことも意識しました。

最終日には深い理解とは自分の目標を達成するために必要なのだということを伝え、まずは自分で学習会という時間内での目標を立て、達成するという経験をさせました。

学習会の最後には「目標達成のためには、ただ分かっただけでなくもう1つ掘り下げることで理解が深まるから"なぜ?"という疑問を持つことが大切だと思った。」「今日Enでやった目標を決めてから勉強する方法もいいと思ったのでやってみます!」など、ただ問題を解くだけでなく"なぜ"を大切にすることで表面的な理解で終わらずに深い理解ができること、その日その日の目標を決めてから勉強を始めることが大切であることを感じてくれたように思います。

最後に振り返りの結果をご報告したいと思います。
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:わからない、2:そう思わない、1:全くそう思わない)

Q1.学習会では、楽しく学べましたか?
→5が85%、4が15%

Q2.自分でたてた目標は達成できましたか?
→5が38%、4が62%

Q3.前回よりも一つの問題に対して深い理解ができましたか?
→5が92%、4が8%

来月から3年生は受験に向けた勉強を本格的に始めていきます。
勉強面だけでなく精神的にも彼らの力になれるように、最後まで寄り添い続けたいと思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【学習サポート】 2016年度第3回:私が石巻にかかわり続ける意味

2016-11-17 19:24:28 | 日記

私が初めて石巻を訪れたのは3年前、大学1年生の時でした。
高校1年生の時に東日本大震災が起き、何もできない自分の小ささを感じたことがきっかけで大学生になってからEnの活動に参加しました。しかし正直に言って、その時は自分が石巻に長く関わることになるとは思っていませんでした。

初めての活動で目にしたのは、震災という紛れもない事実、想像していた以上の深い爪痕、そして前向きな子供たちでした。
被害の大きかった地域に実際に足を運んでみると、テレビで見た映像よりもずっとリアルな、生々しいほどの光景が広がっていて、震災が目を背けることのできない事実として感じられました。そしてその地で「普通」に暮らしてきた人々や子供たちにどう接していいのか、深く考えさせられました。どんなに被災地に足を運んだとしても、どんなに彼らとの距離が縮まったとしても、越えられないものがあります。私が何をしても彼らにはなれません。私のような人間がこうしてボランティアとして彼らに接触していいのか。
それすら不快に思われているのではないだろうか。逆に傷つけてしまうのではないか。

では自分には何ができるのだろうかと、初めての活動の後には悩みました。
その時に頭に浮かんだのは、「勉強を教えてくれてありがとう」と言ってくれた子供たちや、「来てくれてありがとう」と言ってくださった地元の方の顔でした。初めて会う私を受け入れてくれた子たちや、思い出したくもないであろう辛い経験をお話ししてくださった地元の方、その人たちの言葉に嘘はないように感じました。そして、私にできることはこの地に足を運び続け、彼らに寄り添うことなのではないかと思いました。

活動を一回で終わらせず、続けるということには、記憶を風化させず支え続けることができるという意味があると考えています。
友人に石巻の現状を話すと、「もうすっかり元通りなのかと思ってた」と言われたことがあります。
実際に東北の現状を知っている人は少ないのではないかと思います。マスコミで報道されていないから。昔のことだから。
遠い場所の話だから。東北の現状を知らない理由はたくさんあると思います。しかしこれらの理由で震災という事実や記憶を風化させてはいけないのではないかと感じます。自分がしていることは本当に小さな力にしかなりません。
しかし少しでも彼らにかかわり続けることで彼らを支えたい、現状を発信したい、それが私が石巻にかかわり続ける理由です。

この文章によって少しでも石巻や東北に興味を持ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。

(なおちゃん)

※写真は、お昼休みに中学生と遊んでいる様子。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【学習サポート】 2016年度第3回:現地に行って感じた普段見えない人の存在

2016-11-14 22:48:38 | 日記

先月、初めて石巻へボランティアとして訪れました。
現地の状況を自分の目で見て、人々と接することで震災が残した影響と復興状況を少しでも捉えようというのが参加した動機でした。
震災の被害は今になっても大きな影響を及ぼす一方で、震災から5年以上の月日が経つ今、現場から離れて生きる人々が、こうした現状を普段振り返ることはあまり多くないのではないかと想像します。学校や仕事等、自分と直接関係しているものに追われる毎日では、遠い別の世界の出来事のような気がしてしまうのではないか、と。自分もどこかそのような気がしていました。だからこそ、実際に活動に参加して、人々に出会い、日常生活では感じれないことを感じたいと思っていました。

実際に活動に参加すれば、中学生や共に活動するメンバーと出会います。
参加するまではメデイアを通して得た情報と、それを元に頭の中でできた被災地のイメージしかありませんでした。
しかし、「東北でボランティアをする人」の当事者に立った時に、これまではイメージでしかなかった人たちとつながりを持つことができました。直接対面し、共に学習課題に向き合うことで、生徒の成長やチームワークの向上にやりがい、喜びを感じたのを覚えています。
その上、学校関係者や、移動手段・宿泊施設を提供、手配してくれる方々等、普段直接会うことのない人々の存在や協力が、ボランティア活動を支えてくれる不可欠なものだと実感しました。様々な人たちの支えの上に活動をしているのだと、感謝の気持ちを抱きつつ、自分の活動が目前の人たちのためだけでなく、いつか誰かの役に立っているかもしれないという想像も膨らみました。

普段は見えないけれど、どこかでつながりを持てる人たち、または、普段は気づかないけれど確かに私たちの活動を支えてくれる人たちを意識することが、今回の活動の学びの一つだったと思います。「現地に行って感じる普段見えない人の存在」は、いつでもどこかで、誰かの協力を受け取っているということを考えるきっかけになりました。

ボランティア活動に参加する目的は人それぞれだと思います。自分自身の個性を生かして誰かの役に立ちたいと思う人もいれば、活動を通じて学んだことを自分自身の生活に還元する人もいるでしょう。
私は普段は見えない人々の貢献を感じ取り、自分自身が誰かの支えとなることを実践するというのも有意義だと考えています。
新たな場所で人とつながったり、その裏で支えてくれている人の存在を感じ取る。
普段からそんな姿勢を持てれば、自分の世界は広がり、地球がより狭い場所に感じる気がします。
それは、震災をより近く受け止めることにもつながるのではないでしょうか。

(たかや)

※写真は、日和大橋から石巻湾を望む
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【学習サポート】 2016年度第3回:10月学習会活動報告

2016-11-09 21:51:38 | 日記


秋季の目的を「次の自分に挑戦する」、今月の目標を「自分の伸びしろに向き合う」と設定し、
難しいレベルの問題に挑戦することに備えて、自分の苦手部分である伸びしろを見つける学習会にしました。

この「伸びしろ」とは中学生がこれまで向き合えてこれなかったものであり、
それに向き合うことで苦手な部分に対し挑戦と振り返りの習慣をつけることで引き続き基礎を固めることを狙いにしました。

先月は基礎を固める一つの方法として「書くこと」の大切さを伝えるレクを実施し、
頭の中だけで考えるのではなく実際に自分の手を動かす練習をしましたが、今月は小テスト形式で各科目の苦手や抜けを確認し、
最終的にそれに自分1人でも向き合えるように間違えた原因の特定することや原因別に整理すること、復習の仕方などを生徒一人ひとりに合う形で教えました。

生徒からも「苦手教科を克服することでもっと点数が伸びると思う。」「できないと思っていた問題が挑戦してみたら意外にスムーズに解けた!」という声を聞くことができ、これまで中学生にとって避ける傾向にあった苦手部分に対して、それを自分の伸びしろとして前向きに捉えて勉強しようとする姿勢の変化が見られました。

最後に学習会の振り返りの結果をご報告したいと思います。
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:分からない、2:そう思はない、1:全くそう思わない)

Q1.学習会では、楽しく学べましたか?
→5が約86%、4が約15%

Q2.伸びしろについてのお話を理解できましたか?
→5が約79%、4が約22%

Q3.自分の伸びしろは発見できましたか?
→はいが100%

(小数第1位繰り上げ)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加