WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

キャンドルサービスへのお誘い

2018-12-23 | キリスト教のこと





今日は教会にてアドヴェント4週目の礼拝。
教会では、クリスマスに向けて、「アドベント週間」といって、キリストの降誕を待ち望む特別な期間で、4週間分4本のキャンドルに1本ずつ火を点します。
今日がその4週目4本目の灯火。そして、明日はいよいよイブ。明後日はクリスマス。

クリスマスを楽しみに待つ期間のお菓子として「シュトーレン」はかなり定着してきましたね。
こんなに一般的になっても、その意味ってあまり知られていないかも。
これもクリスマスを待ちわびるアドベントの期間に、特にドイツでは毎日一切れずつスライスして食べる風習があるとのこと。
シュトーレンというお菓子は、クリスマスに向けて日ごとに味わい深くなっていくのです。

参考までにコレも付け加えておきます。

シュトレンという名前はドイツ語で「坑道」を意味し、トンネルのような形をしていることからこの名前がつけられた。
生地には酵母の入った生地に、レーズンとレモンピール、オレンジピールやナッツが練りこまれており、焼き上げたケーキの上には真っ白くなるまで粉砂糖がまぶされている。
その形が幼子イエスを産着で包んでいるように見えると言われている。(Wikipediaより)


では、アドベントカレンダーはご存じでしょうか?

これは12月1日から25日までの窓のあるカレンダー。
順番に並んでいないので、今日の数字を探すのが楽しい♪
その日の数字のところを開けながらクリスマスを楽しみに待つ…というもの。
窓をちぎって開けたら、その裏には聖書の中の、キリスト降誕に関する短いメッセージが英語で書かれています。












私は、生徒さんたちに毎年これをやってもらって、ちぎった窓を「おまもりよ」と言って持って帰ってもらっています。
英語で書かれた聖書のメッセージ、全然ワケわからない小学生だった子供たちも高学年になり、中学生になり、受験生になり…

先日、中2の生徒さんに、「この英語、わかるようになった?」って訊いてみた。
彼女は「う~~~ん…」と苦笑してました。
来年は、アドベントカレンダーそのものをあげると約束した。

こうやって毎日窓を開けながら、キリスト降誕の初めてのクリスマスのこと、知るきっかけになるといいなあ…と思っています。


ちなみに、我がシオン教会では、「若者夕食会」というイベントを毎月催していて、先月は「感謝祭(サンクスギビング)」ってことで、ターキーのオーブン丸焼きをメインに料理をふるまい、
近隣の高校生に多数集まっていただきました。
教会とはかかわりのない一般の方たちばかり。
リーダーとなってやってるのは当教会の高校生。



記事をアップする機会を逃してしまったので、画像のみアップしとく。












そして昨日の「若者夕食会」では、イヴのキャンドルサービスの簡易バージョンやりました。
食事は、タイカレーと、海軍カレー(正式名は忘れたけど、自衛隊の海軍のカレー)
これでもか!!というほど作ったのに、完食。デザートも完食。







「初めてのクリスマス」(文責TAKAMI)

エルサレムから北に100キロほどのガリラヤ地方に「ナザレ」という村がありました。
イエス・キリストの母マリアは、ヨセフという大工といいなずけ同士でした。
ある日、マリアのもとに天使ガブリエルが訪れて、イエス・キリストを身ごもることを伝えます。
「受胎告知」などの名画のシーンです。
マリアは処女なのでそんなんあり得んと大変驚くけれど、すぐに「主のみこころのままに」と受け容れます。
一方、ヨセフも、マリアが妊娠していることを知り、婚約を解消しようかと悩みまくります。
ヨセフにもまた天使が現れ、生まれる子は救い主だと告げます。
そして、マリアが妊娠している状態で2人が結婚したその年、時のローマ皇帝から全領土の住民に「住民登録をせよ」との命令が下り、マリアは身重の身体でヨセフとともに故郷ベツレヘムに長旅をすることになりました。
しかし全住民の登録なので、ベツレヘムの町はごったがえしまくり、宿はなく、やむなく夫婦は家畜小屋で一夜を過ごすことになり、そこでマリアはイエス・キリストを出産しました。

その時、野番をしていた羊飼いたちのところに天使たちがものすごい光とともに超絶派手に現れ、救い主の誕生を告げ、神を賛美しました。
当時の羊飼いとは、最下層の身分の人々。彼らは、イエス・キリストが生まれた家畜小屋を捜しあて、礼拝し、賛美しながら喜びに満たされて帰っていきました。

これが最初のクリスマス。


…この後、東方の博士たちがイエスのもとに贈り物を持って訪れ、ヘロデ王がイエス・キリストを抹殺しようとするのはまたそれから少し後のお話。
高校~大学時代、そういうキリスト降誕にまつわる合唱などなど歌いましたが、当時は全く内容は知りませんでした。

ともあれ、イエス・キリストは家畜小屋で生まれ、それを祝って訪れたのは最下層の羊飼い。
ここから根こそぎ、すべての民を救うという神さまの計画。


世界は神によって創られ、さらには今も神の支配のもとにある…と信じる私。

世界はビッグバンによって偶然にできた…とはとうてい考えられないし、一般の人びとも神さまのことは信じているはず…と思う私。

明日は教会の「キャンドルサービス」です。ゼヒともホントのクリスマスを味わいに、
教会にお出かけください。










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