Mars&Jupiter

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カルミナ・ブラーナの「賭博師のミサ曲」を聴く

2010-03-05 07:10:30 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
ルネ・クレマンシック指揮、クレマンシック・コンソートの演奏で、
旧録音のCDの中で特筆する一曲として、
「賭博師のミサ曲(Officium lusorum CB215,215a)」をあげておく。
このことは以前にもブログで少し触れていたことではあるが、
中世ヨーロッパ人のサイコロ・ゲーム好きはよく知られている。
これが一般の人ならず、王侯貴族もはまっていたのだから面白い。
サイコロ・ゲームで賭け事をして、持ってきたものすべてを失い、
場合には衣服までとられても、サイコロ・ゲームに没頭する。
そして運を神に祈り、ある時は運命の女神のいたずらに嘆く。
そんな人間的な風景を描いたこの作品を、
臨場感を持って伝えているのが、クレマンシック盤である。
グレゴリオ聖歌の旋律などを使いながら、
ころがしたさいころの目が何であるかに一喜一憂し、
神聖なようでいて、ふざけた世界を楽しく描写している。
昨日はとても一日忙しく、家に帰って体温を測ってみると
38.4度と高熱であったことに気づく。
ノドが荒れ、何か熱っぽいと思ったらそのとおりで、
解熱剤を飲んでぐっすり寝たのでした。

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