Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスのスプリング・ファイヤー(春の火)交響曲を聴く

2013-03-11 04:57:49 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
強風が吹き荒れ、風が砂を巻き上げ、煙霧を生み出し、
今日は外を歩くのをためらってしまったが、
一方で、春が近いことを確信させるような陽気であった。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1913年に作曲されたスプリング・ファイヤー(春の火)交響曲である。
交響曲とはなっているが、交響詩の分野に入るようだ。
今回聴いたCDはヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章夜明け前の森にては、弦楽器とフルートにより、
生き生きとした春の陽気の雰囲気が描写されていく。

第二楽章夜明けと日の出は、木管楽器などにより、
幻想的な情景が描写され、他の楽器も絡んでいく。
徐々に盛り上がるのを引き継いで、次の第三楽章まる一日に入る。
荒々しく始まり、盛り上がったあとは、おだやかな部分となり、
その激しい部分と、おだやかで神秘的な部分を繰り返し、
静まったところで、次の第四楽章ウッドランド・ラヴ(ロマンス)に移る。
この楽章では、叙情的な旋律が弦楽器により奏され、
とてもロマンティックであり、随所で幻想的な部分を感じさせる。
おだやかな感じの中、第五楽章マエナッズに入り、軽快なリズムに乗り、
舞踏風の旋律が奏でられていき、その旋律を他の楽器が受け継いでいく。
ドラマティックに盛り上る部分と、おだやかな部分を繰り返しながら、
金管楽器がファンファーレ風の旋律を奏でていくところはバックスらしい。
最後は金管楽器が輝かしく響きながら、堂々とした感じで終わる。

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