Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

マイケル・ナイマンのピアノ協奏曲を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2009-02-26 21:43:06 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、横浜から星川駅まで歩きました。
今日聴いたのは1944年生まれのマイケル・ナイマンの作品。
彼の略歴については管弦楽曲編で触れた。
ピアノ協奏曲は1993年に作曲された。
映画「ピアノ・レッスン」の音楽を再構成した曲である。
今回聴いたのはジョン・レネハンのピアノ、湯浅卓雄の指揮、
アルスター管弦楽団の演奏によるCDである。
一曲目の「海辺」は、混沌とした幻想的な感じで始まる。
いかにも映画音楽的な描写的な音楽である。
映画「ピアノ・レッスン」で使われた旋律は、
7分前後でピアノ独奏によって奏される。
とても繊細で、感傷的な音楽である。
その一方で情熱的で、ポップス感あふれる音楽である。

二曲目の「森」は、弦楽とピアノ中心に展開していく。
細やかなピアノの音とゆったり動く弦楽器の演奏は、
神聖で幻想的な森の雰囲気をうまく醸し出している。
三曲目の「小屋」は、軽快なリズミックな曲である。
舞踏的な音楽をピアノが奏しながら、
スコットランド的な感じを思わせもする。
中間部はゆったりとした幻想的な感じの曲で、
後半は第一曲のように何かにせかされるような、
軽快で情熱的な音楽になり、盛り上がりをみせていく。
四曲目の「解放」は、前曲から切れ目なく続き、
ピアノの軽快な舞踏的なリズムに乗って、
壮大な音楽が展開される中で、やがてピアノ独奏が、
第一曲の「ピアノ・レッスン」で使われた旋律を奏で、
情熱的な盛り上がりをみせて終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジェラルド・フィンジのクラ... | トップ | エドワード・エルガーのチェ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽イギリス編」カテゴリの最新記事