Mars&Jupiter

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トマス・マルコの交響曲第8番「大地の舞曲」を聴く

2020-03-01 21:53:10 | 古典~現代音楽スペイン編
今回は1942年に生まれたスペインの作曲家トマス・マルコが、
2008年に作曲した交響曲第8番「大地の舞曲」をとりあげる。
今回聴いたCDはホセ・セレブリエール指揮、
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるものである。
第1楽章ゴンドワナ大陸は、打楽器の強烈なリズムに乗り、
弦楽器や木管楽器が音型を奏で、原始的な音色を出していく。
幻の大陸へのイメージはアメリカや中南米の感じなのだろうか。
第2楽章ローラシア大陸は、アジア的な部分を感じさせ、
幻想的であり、繰り返されるリズム音型にも特徴がある。
第一楽章よりはメロディックな部分が見られる。
第3楽章パンゲア大陸は、そもそも分裂する前の一つの大陸である。
原始的で強烈なリズムの部分と、メロディックな部分が共存する。
リズムと旋律ということによりもたらされる一体感、
それは繰り返される中で高揚していき、最後不協和音で終わる。

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