Mars&Jupiter

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エイトル(エイトール)・ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲第11番を聴く

2012-09-16 06:30:34 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1887年生まれのヴィラ=ロボスの作品。
昨日聴いたのは1948年に作曲された弦楽四重奏曲第11番である。
この作品は1953年イアコヴィーノ弦楽四重奏団により初演された。
演奏はラテンアメリカ弦楽四重奏団の演奏による。
第1楽章アレグロ・ノン・トロッポは、
明るく力強い旋律がヴァイオリンに示されて始まる。
その旋律が変形されたあと中間部に入り、
おだやかで牧歌的なもう一つの旋律が示され、
再び冒頭の旋律が現れて繰り返され、最後力強く終わる。
第2楽章スケルツォ:ヴィヴァーチェは、
躍動的で軽快な旋律がリズミックに示されて始まる。
中間部は軽快で古典的な舞曲風の旋律で対照的である。
再び冒頭の躍動的な旋律が現れて、繰り返され終わる。
第3楽章アダージョは、チェロの歌うような旋律で始まる。
それは重く沈んだ感じであり、他の楽器に受け継がれていく。
情感あふれる楽章で、チェロやヴァイオリンなど各パートが、
それぞれ呼応しながら進行し、最後は消え入るように終わる。
第4楽章ポコ・アンダンティーノ(クワジ・アレグロ)は、
ヴァイオリンが軽快で生き生きとした旋律を奏でていく。
ヴィラ・ロボスらしい旋律であり、ラテン的である。
もう一つの対照的なやや暗い感じの旋律がフーガ風に展開される。
そして再び最初の旋律が繰り返され、その旋律が変形されていき、
リズミカルな部分もみせて展開されたあと、最後は力強く堂々と終わる。

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