Mars&Jupiter

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ジョージ・バラティの交響曲第1番「アルプス交響曲」を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2011-03-15 03:07:22 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、西谷から三枚町まで歩きました。
帰りは市営地下鉄が運転を見合わせていたため、横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、1913年生まれのバラティの作品。
ハンガリー生まれのバラティは、リスト・フェレンツ音楽大学で学び、
在学中からブタペスト交響楽団やブタペスト歌劇場のチェロ奏者を務めた。
1938年アメリカ合衆国に移住し、翌年プリンストン大学に入り、
セッションズに作曲を師事し、その後サンフランシスコ交響楽団の
チェロ奏者となるが、作曲活動や指揮者としての活動も始めた。
交響曲第1番「アルプス交響曲」は、1963年に作曲された。
聴いたCDはラースロー・コヴァーチュ指揮、ブタペスト交響楽団の演奏による。
第一楽章マエストーソは、ティンパニが荒々しく叩く上で、
金管楽器がファンファーレ風に吹奏する。
そして木管楽器を中心とする旋律はニールセン風でもある。
ハープが現れ、木琴やグロッケンシュピールなども加わり神秘的な部分もみせ、
十二音技法的な室内楽風の音楽と、軍隊を思わせる小太鼓の音が絡み合い、
金管楽器が加わり、盛り上がりをみせていき、それが静まったあとは、
再び神秘的な音楽となり、フルートやホルン、ファゴットが絡んでいく。
鐘の音が鳴り響き、弦楽器が下降する音を示し、金管楽器が加わり、
やがて盛り上がりをみせて、緊張感を漂わせた中で、突然終わる。

第二楽章アンダンティーノ・トランクィロは、弦楽器の伴奏に乗り、
オーボエなど木管楽器がおだやかな旋律を奏でていく。
叙情的な部分を感じさせるが、弦楽器中心にシリアスな感じの音楽となり、
徐々にテンポをあげて盛り上がったあと、再び木管楽器が活躍し、
木管楽器と弦楽器によるおどけたような旋律が続き、
ヴァイオリン・ソロと他の弦楽器による四重奏曲風の音楽となる。
フルートなど木管楽器がアンサンブルを展開し、ハープの音が響く中で次の楽章に続く。
第三楽章アレグロ・コン・フォーコは、弦楽器を中心にシリアスで力強い音楽となり、
さまざまな楽器が旋律を繰り返し、ファゴットなど木管楽器による神秘的な音楽が奏され、
金管楽器と打楽器により盛り上がりをみせたあとは静まり、鐘の音が鳴る。
グロッケンシュピールも奏され、第一楽章との関連をみせつつ、
神秘的な感じと勇ましい感じの音楽が絡んでいく。
木管楽器による短いアンサンブルのあと、金管楽器が活躍し、
盛り上がりを見せながら、最後は軽快に金管楽器が奏でて盛り上がって終わる。

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