Mars&Jupiter

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ヒルディング・ルーセンベリの交響曲第3番を聴く

2017-09-03 13:14:31 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1892年生まれのルーセンベリが、
1939年に作曲した交響曲第3番である。
今回聴いたCDは、マリオ・ヴァンツァーゴ指揮、
エーテボリ交響楽団の演奏による。
第一楽章モデラート-アレグロは、
低弦による重々しい旋律で始まり、
それに木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
この低弦の部分と管楽器が絡む部分を繰り返していく。
木管楽器は牧歌的な部分を感じさせる。
やがて低弦の部分から盛り上がったあと、
クラリネットやフルートなど木管楽器が活躍し、
独奏ヴァイオリンと絡む部分が現れ、
甘美な感じの部分が続いていく。
そのあと弦楽器の激しい動きに金管楽器が絡み、
盛り上がったあとは静かになり、穏やかに終わる。
第二楽章アンダンテ・ソステヌートは、
弦楽器の旋律の上でフルートが絡み合っていく。
やがて金管楽器中心に盛り上がっていき、
静かになったあとは穏やかになって終わる。
第三楽章アレグロ・コン・フォーコ、モルト・マルカートは、
荒々しい打楽器と金管楽器の音とともに、
弦楽器がリズミックな旋律を旋律を奏でて始まる。
中間部はクラリネットやオーボエなど木管楽器が活躍する。
穏やかな部分ではあるが絶えず冒頭のリズムは残っており、
すぐに冒頭の部分が繰り返され、激しさの中で突然終わる。
第四楽章アンダンテ・センプリチェは、フルートの二重奏ではじまる。
それに木管楽器が加わり、森の中で鳥がさえずる姿が描写される。
そして弦楽器が奏でる叙情的な旋律に、
金管楽器が絡んで盛り上がりをみせたところで終わる。

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