Mars&Jupiter

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アントン・ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調へのフィナーレ「民衆の祭」(1878年第2稿)を聴く

2016-01-15 06:29:09 | アントン・ブルックナーの作品
今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが、
1878年に作曲した交響曲第4番変ホ長調へのフィナーレで、
第2稿にあたるもので「民衆の祭」とよばれている。
今回聴いたCDはゲオルク・ティントナー指揮、
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器が奏でる下降していくような旋律に乗って、
有名な第一主題が金管楽器によって現れる。
そして、再び下降していくような旋律が、
弦楽器によって奏でられたあとに第二主題が現れる。
しかし、そのあとの展開が違う所が第2稿の特徴である。
金管楽器が力強く鳴り響く悲劇的な感じの部分は、
10分くらいの中間のところでようやく現れ、
最初から出てくることはないのである。
そのあたりや主題の展開についてはやや物足りない。
コーダの最後盛り上がっていくところは、
違う部分もあるが、ほぼ同じ感じである。

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