今日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いた曲はジョン・アダムズの「包帯係」。
シェイカー・ループスから10年後の1988年に作曲され
南北戦争の時の看護体験をもとにした
ウォルト・ホイットマンの詩に基づく、
管弦楽とバリトンのための作品である。
ミニアリズムで有名になったアダムズだが、
ここでは、ゆったりとした浮遊感のある音楽、
そしてロマンティックな情感のある歌を聴くことができる。
ミニアリズム的な部分は静かに
バックでは聴こえているのだが、
まるで夢の中にいるような音楽である。
戦争での体験はある意味で悪夢のようで、
非現実的な世界に見えるのかもしれない。
戦争の悲惨さは、体験したものにとっては、
とても現実的なものであるに違いないのだが、
それが恒常的な現実になってはいけない。
むしろ、過去を回想するかのように、
語られる方が、いいのかもしれない。
もちろん、過去を忘れるわけではなく、
こういった形で後世に残していくことは大切で、
その過去を忘れてはいけないのだが、
現実はもっと生々しく、表現するにしても難しい。
生と死の狭間にあって感じるさまざまな感情。
生きるということのリアリティが
そんな悪夢のような戦争の中で感じてしまうのは、
果たしていいことなのか、どうか。
メッセージの強い音楽である。
途中聴いた曲はジョン・アダムズの「包帯係」。
シェイカー・ループスから10年後の1988年に作曲され
南北戦争の時の看護体験をもとにした
ウォルト・ホイットマンの詩に基づく、
管弦楽とバリトンのための作品である。
ミニアリズムで有名になったアダムズだが、
ここでは、ゆったりとした浮遊感のある音楽、
そしてロマンティックな情感のある歌を聴くことができる。
ミニアリズム的な部分は静かに
バックでは聴こえているのだが、
まるで夢の中にいるような音楽である。
戦争での体験はある意味で悪夢のようで、
非現実的な世界に見えるのかもしれない。
戦争の悲惨さは、体験したものにとっては、
とても現実的なものであるに違いないのだが、
それが恒常的な現実になってはいけない。
むしろ、過去を回想するかのように、
語られる方が、いいのかもしれない。
もちろん、過去を忘れるわけではなく、
こういった形で後世に残していくことは大切で、
その過去を忘れてはいけないのだが、
現実はもっと生々しく、表現するにしても難しい。
生と死の狭間にあって感じるさまざまな感情。
生きるということのリアリティが
そんな悪夢のような戦争の中で感じてしまうのは、
果たしていいことなのか、どうか。
メッセージの強い音楽である。