Mars&Jupiter

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花見、ホルストの日本組曲、そしてシマノフスキ

2007-03-30 21:58:31 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
今日は横浜から和田町まで歩く。
横浜周辺の桜は今の時期がいい。
今週末の天気はよくはないようだが、
時期としては花見にもっともいいに違いない。

花見の時期になると思い出すのが、
ホルストの「日本組曲」である。
中学生の時にこの曲の存在を知った私は、
何とかこの曲を聴いてみたいと思っていた。

イギリスに行った時にホルストの「日本組曲」が
店にあったので、迷いもせずに買った。

誰もが知る有名な組曲「惑星」の作品番号は32だが、
「日本組曲」の作品番号は33である。
つまりほぼ同じ頃に作られた作品なのである。

当時ロンドンに住んでいた日本人の舞踏家に依頼され、
このあたりはあいまいな知識だが、
あまり日本のメロディを知らないホルストは、
日本の曲をその人物からもらい、作曲したと記憶している。

だから、その中には「五木の子守歌」のメロディも登場する。
第1曲の冒頭から聴いていて日本的だなあと思う。

イギリスにいた時にこの曲を聴いた時に、なぜか感動した。
海外にいる時はかえって日本的なものを欲する時がある。
そんな心に応えたのが「日本組曲」であった。

でも、その中に垣間見るのがイギリスの田園風景であった。
日本とイギリスの両方をその曲の中に見出すことができる。
ボールトの指揮するCDは見事にそれを再現していたのであった。
ついでに言っておくと3曲目のマリオネットの踊りは、
「惑星」の中の「水星」の曲の雰囲気に似ている。

さて、今日ウォーキング中に聴いた曲は、
シマノフスキの交響曲第3番と第4番である。

第3番は「夜の歌」という題がついており、
13世紀に活躍したルーミーという詩人の「夜の歌」をテキストにしたもので、
合唱団と独唱者が加わる壮大な曲であり、
神秘的な雰囲気が伝わってくる曲である。

第4番は協奏的交響曲と言われるように、
ピアノ協奏曲を思わせるような曲で第3番とは対象的だ。
なかなか、シマノフスキもたいしたもんである。
コメント (2)
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