山本太郎参議院議員が、園遊会で天皇に手紙を渡したことが問題になっている。山本の非常識と見識のなさは、タレント上がりの経験不足の世間知らずであるから仕方ないことである。
天皇にそんなもの渡してどうなるのか、判断できなかったのであろう。あるいは天皇が仮に、震災後に被爆した地域の悲惨な現状を認識したところで、どうなると考えたのであろうか。山本は天皇を買いかぶっているのか？天皇が何か差し金してくれれば、状況が好転するとでも思ったのだろうか？いずれにしても、浅薄な思いつきレベルの考えである。
今の与党の自民党は、安倍晋三を頂点に戦前の天皇を元首に据え置く体制を志向する、国粋主義者の集団である。彼らにとって、山本のとった行為は、まさしく『不敬罪』で容認しがたい行動である。戦前なら死刑モノである。
不敬罪のない現在、山本を攻撃する根拠は”天皇の政治利用”で非難するしかない。自民党の右翼どもは、一斉に山本の行為を手厳しく批判している。山本は、自民党の触れてはならない部分、逆鱗・タブーに手を出したのである。
社会通念から考えれば大した行為ではないが、自民党は本気である。辞職に値すると、議員辞職勧告案を提出するようである。組織のない山本は誰にも擁護してもらえない。共産党でさえ、非常識と断じている。他の野党もあきれかえったコメントを出している。
山本は予想外の展開でキョトンとしたまま、事の成り行きの広がりに驚いている。いずれにしても大したことではない。与野党が天皇を巡って政治利用しているとしか思えない。極めて低レベルの政治ショーと言える。
自民党が天皇制国家主義を目論んでいても、
天皇は安倍自民党とは考え方が真反対と言って良いくらいに、違っておられるという事を、
山本議員は日本国民に印象づけることが出来たと思います。
天皇を自民党の所有物であるかのごとくに扱う事は、自民党の目論見を助ける事に繋がると私は思います。
今上天皇は憲法を大事にしておられる平和主義者で、原発事故に非常に心を痛めておられる方である。右翼だったら、国土が放射能汚染しているのに平気な現政府を許せないはずなのに・・・・・
と、国民が思うようになったらしめたものだと思うのですが？
折角現在の天皇陛下が平和主義者なのですから、
天皇の影響力を軍国主義者の手に落としてはならないと私は思います。
安倍政権は天皇制国家主義の軍国主義を目指しているかもしれませんが、
天皇は平和主義者なのですから、安倍晋三のやろうとしている事は、天皇制軍国主義などとは真っ赤な嘘で、売国的軍国主義だと、私達は正しく認識するべきなのではないでしょうか？
昭和天皇が太平洋戦争に加担された事で、２度と戦争の代表者に担がれない様にと、ご子息（今上陛下）に伝えられたのではないでしょうか？
そして今上は皇太子様や秋篠宮様に、そのことを伝えられたのではないでしょうか？
それで安倍政権は、皇太子様と秋篠宮様を飛ばして、幼い悠仁様を担ぎたがっていたのではないかと思います。
それを週刊新潮に暴露されて、慌てて取り消していましたが・・・・・
天皇陛下を安倍政権等の思いのままにさせないためにも、
山本太郎さんの行動は無意味ではなかったのではないかと私は思います。
コメントへのコメントで、失礼いたしました。