そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

つばさの党の選挙妨害活動は権力者に好都合になる可能性を排除せよ

2024-05-17 | 民主主義

衆議院東京15区の補欠選挙で相手かまわず、怒鳴り散らす選挙妨害をしたとして警視庁は、つばさの党の幹部3名を逮捕した。各陣営からの要請もあって逮捕に踏み込んだのであろう。粗野で下品で卑劣極まりないこいつらであるが、逮捕には些か問題があるというものである。
国民には均しく言論の自由はあるが、選挙妨害行為は違法行為である。日本は平和国家ではなくなりつつあるが、社会的には銃刀規制が厳しく平穏国家ではある。こうした乱暴な行為は社会的にも道義的にも、受け入れられるものでもない。
思い起こせば、2019年7月安倍晋三が参議員選応援に札幌駅前で演説をしていたが、野次を飛ばしたり手書きのプラカードを掲げた男女数人が、北海道警察によって拘束され排除された事件があった。野次というより、増税反対や憲法に対する肉声とプラカードによる意見であって、しかも受けるのは最高権力者の安倍晋三である。組織的行為とも思えない。北海道警察当局は権力者に慮った排除である。後程男性が、これらの警察の行為が法的根拠を欠いた「暴行」「逮捕監禁」にあたり違法だと訴えた、道警は謝罪している。 
この札幌の安倍晋三野次事件は、微妙に今回のつばめの党と重なるものと、質的に異なるもがある。茂木幹事長は、つばさの党のこの事件を受けて、選挙法を変える必要があると発言している。怖ろしいことである。9.11以降世界がテロの排除、反テロリズムをブッシュに呼応して一斉に掲げた。今では道路工事現場にも、反テロを掲げてい工事していますという看板が立っている。
おかげで習近平やプーチンたちは反対勢力をや民族を、テロ集団とレッテルを貼って、弾圧しても欧米は何も言えないのである。
つばさの党が行った粗野な暴力的行為は、結局は権力者が都合よく取り込んで、反対勢力を抑え込む口実にされかねないのである。
それと、つばさの党は選挙妨害の動画をアップして、信じられない収入になったとほざいている。今回の3名の逮捕は2週間ほどで釈放されるだろうが、もう2週間の拘留も可能であって、都知事選挙に彼らが出馬して再び選挙活動(実質的な選挙妨害)が出来ないようにと警視庁が読んでいるという見方もある。警視庁のトップは小池百合子都知事である。
つばさの党のような行為は、権力者やその関係者に都合よく解釈されないよう目を付けておくべきである。
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