アメリカのデトロイトで開催されているモーターショウ、今年は異様である。製品の発表よりも、アメリカにどれほど我が社が貢献しているかを競う場になっている。メキシコの工場を建設するトヨタが作った車には、４５％の関税をかけるというのである。トヨタは、人件費の安いメキシコで製造した車の９５％を、ＮＡＦＴＡに沿って無関税でアメリカに輸出している。トランプがツイッターの短文で述べたことを実行するためには、国家間の協定も条約も破棄しなければならない。トランプの、ツイッター暴走発言でトヨタの豊田章男社長に至っては、アメリカに１．１兆円投資すると言ったのである。トランプの発言は選挙中に言っていた、『アメリカを再度偉大な国家に』というスローガンを実践しようとするものである。これはこれまでアメリカが進めてきていた、グローバル化に逆行するものである。政策の一大転換であるが、とてもじゃないができるわけがない。これまでアメリカが国家の意志として、一貫して保護主義を強く非難してきたが、これからそうした国家の姿に向かっていけるはずがない。
トランプを最も支援していた、白人の中間層から貧困に至るまで、トランプが超富裕層の人間であることに気が付いていない。更には、これまで発表された政権の人事は殆どが、超富裕層のＣＥＯばかりである。トランプの支持者は、半年もしないで離れることも十分考えられる。
メリル・ストリーブの権力者の驕りと品のなさを指摘されて、「彼女は国民の支持を得られなかったクリントンの支持者だった。」と述べたのである。しかし、実際にはトランプよりもクリントンの方が、２００万票以上も得票が多いのである。トランプが威張るほどの支持を得られてはいない。
理想主義を掲げるオバマの後に出てきたトランプは、１９２０年代を彷彿させる。国際連盟を作りパリ不戦条約を支え、ノーベル平和賞を受賞したウイルソン大統領の後に、世界不況を背景に出現したモンロー主義を掲げる大統領の登場に酷似しているのである。モンロー主義は孤立主義とも呼ばれるが保護経済主義者で、アメリカ第一主義者である。内向きの保護主義は、国際協調も自由貿易もない。
ヨーロッパでもイギリスもＥＵ離脱し、フランスでは極右翼政党「国民戦線」が、ドイツでも「ドイツのための選択肢」という右翼政党が台頭してきている。テロの恐怖と移民排除をテコにした、右翼政党の排他主義保護主義が市民権を得て、国政選挙に多きな存在になりつつある。世界がトランプの登場で右傾化している。
因みに日本はすでに極右翼政権になって３年も経つ。
経済しか知らない人物が、主要ポストに超富裕層のアメリカ経済の成功者ばかりを揃え、国際協調路線を放棄する。そんなアメリカは誰も想像できない。トランプは言行不一致の大統領として非難されるだろう。
（あの選挙日以来アメリカ人の正気を疑っていますが）
トヨタ社長、社長があんなにへいこらして、トヨタ大丈夫なの？と思います(￣_￣|||)
日本の自動車産業？が潰されませんように(-人-)
日本でも欧米でも、よく言われるような貧困層ではなく、
じ、つ、は、先細りを感じて恐れている中間層の下（ロウアーミドル、ヤな言葉ですが）である、と、指摘していたのは、他ならぬ朝日新聞の識者記事でしたが、
ウーンなるほど、私のまわりを見てもたしかにそう、とうならされましたが、
新聞社、というのも、まさにそういう立場（ネットの普及で）で、そういう精神状態にあるのかも？と、
メリルストリープ vs トランプを伝える朝日新聞記事の書き方を見て、感じております。
社会を良くしようとする意思を信じるかどうか、要するに、「キレイゴトを言ったり信じたりできるかどうか」、
だと思います。
例のコラムニストは、学歴も経歴も社会的地位も御立派なようですが、連載を見ていると、ナ～ンカアヤシイノヨネ～(￢ー￢)？
「意識高い系」とか言って揶揄する傾向がありますが、
キレイゴトも言えんヤツよりもキレイゴトを言えるヒトのほうがカッコイイO(≧∇≦)oと思うようになりました。
ぶっちゃけぶっちゃけ言うけどぶっちゃけるのなんかサルでもできるわい、整理して積み上げるのが大変なんじゃ、って。
そんな二十歳前後の人たちは、「トランプ？最悪！！」と言う人ばっかりです、ホント見事に。
今日も「成人式行ってきました～(v^-ﾟ)」という若者数人としゃべりましたが、
「ヒラリーさんがなると楽しみやったのに～」
「いっそオバマのままがよかった」
と口々に言っていました。
トランプとか右派ポピュリストを支持するのは、意外に、ピッチピチの意欲的な若者ではなく、
（反安倍運動の学生シールズもいましたよね）
じつは、イジケて世をﾅﾅﾒに見る、拗ねた中年老年が多いのではないでしょうか。
（そして意外にお金や地位もあったり、じつは自分らこそ、けっこうな「既得権益者」の場合も多い）
（さて、あのコラムニストは・・(￢ー￢)？）
たくさん本を読んでいる、と言っても、偏ったハウツー本とかばっかりだとダメですし、
漫画でも、「意識高い系マンガ」と「意識低い系マンガ」があるのではないか、と思います。
キャプテン翼、などは、世界中でサッカー少年を育てたようで、意識高い系マンガかな～と思いますし、
（読んだことないですけど(^-^;）
今スキャンダルで話題の 進撃の巨人、は、意識低い系かも？と、これまた読んだことないですが、独断と偏見で思っています(^-^;
（チラッと見ただけですが、馬の描き方が超！不正確だったので、即やめました（－X－））
でも、ごくごく少数です。自分の気に食わない人を、そうレッテル張りしてはいけない、と、自分に注意しています。状況で変わるかもしれませんし。
ともあれ、物言わぬ、しかも体が丈夫で耐えられる大動物は、不満をぶつけるターゲットにしやすいかもしれません。
そういう人が扱っていると、馬が病気がちになるので、獣医は「アレ？」と気づくことがあります。
そして、やはりそういう考え方はアカンな、不満を弱いものに当たるのはアカンな、と、深いところで納得します。
そりゃないよ先生も感じてこられたのではないでしょうか。
もう一つ、気づいたことですが、アメリカの馬獣医系一般雑誌をしばらくとっていたことがありますが、見事に歯が真っ白に綺麗な白人ばかりだった、YouTubeで見るアメリカとはなにか違和感を感じたのは、共和党が強いコミュニティーの雑誌だったのかもしれない、と、思っています。
アメリカの馬獣医師の、政党の支持割合なんかを聞いてみたい気もしますね（；^ω^）コワイですが