そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

消費増税見送りなら総辞職するべき

2016-04-04 | アベノミクス
巷間噂される消費増税の見送りであるが、安倍晋三の取巻きは誰も来年の増税に踏み切るべきでないと騒ぎだしている。周辺にはすでに延ばした場合の検討を支持しているようでもある。
安倍晋三に限らないが、選挙では都合の悪いことを伏せたままにしておくものである。前回の選挙でも、経済対策はいかに民主党政権時代より良くなったかを訴えていたが、集団的自衛権行使容認アド聞いたことがない。確かに述べてはいるようであるが、選挙に不利な材料と論点にもしなかった。まさかこんな違憲行為を政府がやるわけないと、多くの国民は思っていたに違いない。
安倍晋三が訴えた、看板は経済対策である。アベノミクスと命名した、金融緩和と財政投資などであるが、目標が殆ど達成していない。ゼロ金利どころかマイナス金利という禁じ手まで使っているが、景気は浮揚しては来ない。
それでも金融動向を中心とした経済指標は好転していると言い続けてきた。アベノミクスは金満家を太らせて、つまり一般国民の財産を吸い上げ彼らに与え、一般国民を貧困に導いたに過ぎない。
政治は富の再配分がほとんど最大の政策でなければならない。自由主義経済・資本主義下では、財政的に大きなものが市場を席巻する。大きな富に富が集中するのである。政権はそこに集中した富は、やがて皆様に滴り落ちてきますよと言い続けてきたが現実にはそんなことは起きてはいない。竹中平蔵が公器でトリクルダウンなんて起きないといったが、全くその通りである。上の表は企業がため込み実態を表している。

消費増税ができないのは、政府がひいき目のデーターを駆使して、「景気は回復基調にある」と言い続けてきた嘘がついにばれてしまったからである。その象徴的な出来事が、金を預けると金利を払わなければならないというマイナス金利である。
安倍晋三の経済政策は破たんした。正確に言えば、金満家たちの懐をさらに豊かにさせて、国民の可所得を下げるだけの結果になった。TPPなる幻想も彼らから流布されたものである。経済政策の失敗を小手先で隠そうというのである。
アベノミクスは一部の金満家を潤して破たんした。消費増税の先送りで誤魔化しても事態は悪化するばかりである。安倍晋三は政権を放棄し(おなかが痛くなったのが理由でも構わないから)、直ちに総辞職するべきである。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「食料と人類」を読む、食料... | トップ | 政治の劣化は甚だしいが、し... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タンケ)
2016-04-05 16:56:18
この国の政治は全て政治屋自らの欲得のために行われている。けっして本物の政治ではないので、庶民の意思や要望など反映しない。

党利党略は当然のことで、結局は政治屋自身が生き残れるならそれでよいという具合で政治が利用されている。だから、平気で嘘をつく。当選すれば掌を返す。そんなことをいつも平然と行い続ける自民やその同類項政党や議員らなのに、そんな者らに終わることなく投票し続ける救いようのない選挙民ら。

どこまで痛め続けられても、自民らへ投票し続ける者らがいる限り、日本にはけっして本当の民主主義も正当な政治も行われないままだ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アベノミクス」カテゴリの最新記事