そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

辺野古の和解は安倍晋三の陽動作戦である

2016-03-04 | 辺野古
安倍晋三が辺野古の新基地設置の、国と県の訴訟合戦で和解に応じると翁長知事と握手をした。裁判所の和解案に従うというものである。どのような和解案が出るかは不明であるが、何か目論見があるに違いない。政府が辺野古基地の建設を放棄するはずがない。ましてや、最右翼の安倍晋三が首相である。
今回の和解案でも、知事の埋め立て承認に関することに限られている。普天間基地の移転の唯一の解決あるという政府の姿勢は崩していない。報道はまるで、政府が折れたような和解受け入れとはしゃいでいるが、騙されてはならない。

もう一つ気になることがる。なんとなく消費増税を先送りしてもいいような発言を、こ首相はのごろ繰り返している。政権の取り巻きは困惑しているようであるが、安倍晋三の取り巻きに忠告されているのだろう。選挙対策であって、経済対策ではない。
これらはいずれも参議院選挙対策に他ならない。消費増税の先延ばしと、辺野古の和解を掲げれば、衆参同時選挙が可能となる。さらには憲法改正ののハードルの三分の二の議席を狙えるからである。
消費増税の先延ばしは時間稼ぎであって、やめるわけでもない。構造改革をやって財政の健全化をする話ではない。辺野古基地建設も、いったん工事は中止されようとも、基地建設をやめるわけではない。これらの選挙対策の国民懐柔策は、安倍の陽動作戦である。騙されてはならない。


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