そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

恥ずかしくてノーベル平和賞受賞団体にも会えない安倍晋三

2018-01-15 | 平和

ノーベル平和賞を受賞した非政府組織「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は、一昨日長崎市の爆心地公園を訪れ献花した。原爆資料館で被爆の爪痕を示す写真や品々を見学し、「核兵器が人類にもたらす惨禍を改めて思い知らせてくれる。長崎を最後の被爆地にしなければならない」と語った。
ところで、昨年の核兵器禁止条約批准を拒否している、唯一の被爆国の日本の政府であるが、昨年から、来日に合わせて会見を2度申し入れていたが、外務省から拒否されていることが解った。菅官房長官は日程が合わなかっとかまるで唐突の申し込みの印象の説明をしているが、嘘である。恥ずかしくて会うことができないのである。安倍晋三に羞恥心が残っていればの話である。
被爆者たちに、「あなたはどこの国の総理ですか」といわれ、言葉もなくすごすご引き下がった安倍晋三である。
カズオイシグロ氏の文学賞受賞に官邸は喜んだ。早速コメントを出している。ところが、ICANの平和賞受賞にはだんまりを決め込んだ。都合が悪いことには死んだふりする。本来ならカズオイシグロ氏は、文化勲章の対象いなるはずである。それを死んだふりするのも、ICANをどうするか問われるのを嫌ったからに他ならない。
ICANの活動こそ、日本の被爆者が懸命に取り組んだ結果である。本来なら日本は大歓迎するべきであるが、安倍晋三にはそんな度量はない。
フィン事務局長はその後広島も訪れた。被爆者にとっては、待ちに待った核兵器禁止条約を足蹴にした、安倍晋三にとってアメリカ追従しかないのである。核の傘とか日米安保条約の元とかという事など、理念と関係ないのである。小渕恵三はアメリカの妨害を振り切って、地雷禁止条約を締結した。核兵器はそれ以上の無差別殺人兵器である。これを禁止することもアメリカの顔色を見る体たらくである。被爆国の日本が、核兵器の使用を容認する愚かな国家として日本は妻で安倍晋三を首相の場を与えておくのだろう。原発再稼働が、核保有国としての隠然とした姿を実質的に示しているからに他ならないからである。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港