そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三には辞任以外に残された選択肢はない

2017-05-17 | 安倍晋三
安倍晋三の留学当時からの、刎頚の友が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書に残していたことが、朝日新聞の取材でわかった。「忖度」がやっと具体的な文章として、日の目を見たのである。
加計学園は、運営する岡山理科大が愛媛県今治市で獣医学部新設を申請したが、文部科学省が獣医学部の新設を求めてないないし、日本獣医学会も新設の必要性を否定していた。学園の新設は過去15回も国に撥ねつけられてきた。ところが、安倍晋三が首相に返り咲いた後はトントン拍子で話が進み、2015年12月に今治市を国家戦略特区に定めて規制緩和、52年間にわたって認められてこなかった獣医学部の新設が決まった。くわえて、同大学には約37億円の価格がついている市有地が無償譲渡され、愛媛県と今治市によって最大96億円が助成されたことになる。
野党は「首相の友人が利益を受けている」などと国会で追及しているが、安倍晋三は「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」などと答弁し、関与を強く否定していたが、それが嘘であったことが解った。
朝日新聞が入手した一連の文書には、「10/4」といった具体的な日付や、文科省や首相官邸の幹部の実名、「加計学園」という具体名が記されたものもある。加計学園による獣医学部計画の経緯を知る文科省関係者は取材に対し、いずれも昨年9~10月に文科省が作ったことを認めた。また、文書の内容は同省の一部の幹部らで共有されているという。
正常な政治家なら友人にはこうしたことについては、意識的に引いてもらうものである。「李下に冠を正せず」という諺を安倍は知らないのであろうが、自らを質す姿勢すら持ち合わせていない。
すうすでに、森友学園と安倍昭惠との関係は「ズブズブ」の関係であることが解っている。ありとあらゆる方面からの多くの証言や官僚の言い訳から、設立当初からアドバイスや方針の協議など「ズブズブ」であった。
ゴミが確認されていない敷地を、8億円もの値引きをした経過すら、安倍夫婦の存在が大きかったことも解っている。籠池はとんでもない人物だと、フェイクニュースを垂れ流す。
これまで数えきれないほどの嘘を延々とついている安倍晋三である。理性もなければ知性もないし、法を犯している犯罪者としての意識すらない。この男に残されているのは辞任しかない。少しでもこの国をよくし、国民を安心させたければ辞任する選択肢しかない。
コメント (11)
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