連休前に我が家の玄関に、巣作りをしたいツバメが賑やかにやって来ました。我が家は毎年好奇心はあるけれど、諦められます。位置が気にくわないと思うのでしょう。電線に１０羽程場所取りに忙しい様子です。何日かして静かになり確かめたくなりました。観察をしていると原因が解りました。むーたんが朝5時頃から窓の棚に腰を据えて外に睨みを利かしていたのでした。丸い目が恐怖におののき、電線に１羽も止まらなくなりました。お隣とそのお隣ににツバメの巣をつくり、忙しそうにしています。羨ましくなりました。今までは、鳴き声がうるさいほどでしたが、静かにせっせと餌運びをしています。猫の目が余程怖かったに違いありません。今でも5時頃から睨みを利かして見ています。わが家の前はバイバスが出来ましたので、すっかり静かになりました。念願が叶って住宅街になり、横断も待つことはなくなりました。その上ツバメも声を押し殺して静かになり、これでいいのかな？と静けさに不安をよぎる感じで戸惑っています。むーたんが居る限りにはツバメお預けになるでしょう。草や花も構わないでおくと、強いものが生きのびるなーと自然の摂理さを感じました。
むーたんの今日は初めての冒険でした。2階へ洗濯物を干しに行ったときに、居たのは分かっていたのですが、空気がこもっている感じだったので、10センチほど窓を開けて降りて来ました。玄関を何度も出入りしていて、その都度玄関を確認して安心しておりました。昼食しているとお隣から電話が入りました。「物置の屋根に猫がいるよ」「えっ？玄関閉めているよ？」。あわてて外へ行きました。小さい屋根の上でうろうろしています。呼ぶけど来ません。お隣のお父さんが来て、猫じゃらしーは？と教えられたり、餌を持って来たら？と言われたり賑やかになって来ました。取りに行っているうちに、取り押さえていました。背の高い人にはかないません。考えてみたら網戸もあるのに、窓を開けたわたしが悪かったのでしたが、お尻をひっぱたきました。そしておやつを与えたら、美味しそうに食べているのには呆れてしまいました。飼い主に似るとは本当だと実感しました。反省もしない所も似ています。この頃はじいさまと寝ることも、わたしを知ってのことだろうと苦笑しました。
わが家に猫を飼うことになって1年になりました。片手に乗るくらい小さくて可愛い猫の体重は、5キロになりました。抱っこするには重すぎます。去勢もしましたからもう少し太るかもしれません。じいさまは小まめに世話をするので、後ろについて歩きます。お風呂も夕食後落ち着いた頃を見計らったかのように、じいさまの傍でじっと待っている姿は健気でもあります。夜の散歩へはバケットに入れて肩からかけて散歩もします。出かける様子を感知してバケットの中に入り込んだり、玄関で座ってお行儀よくまっています。「今日は留守番ね」と言うと、窓辺で見送ります。夫婦の会話はむーたんのことが多いです。朝洗濯ものを干しながら、じいさまの部屋を覗いて見て笑ってしまいました。7時も過ぎているのに、じいさまは熟睡しテレビはつけっぱなしで、むーたんは座椅子に丸くなって起きようとしません。「何やってるの？起きたら？」。むーたんも眠そうに不服そうです。「むーたんは俺の看取りだもんな」。また大笑いしました。わたしは夜の9時からPSの時間と決めているので、今までは膝の間で寝て待っていました。8時に二階に行って寝るのに気が付いたのかもしれません。この頃はじいさまと寝るようになりました。