惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

鵯に呆れる

2017-02-02 20:07:11 | 野鳥

 朝、2階のベランダに出ようとカーテンを開けた時のこと。
 手摺りの内側に並べたコンテナはネットでしっかり囲ってあるのですが、その中でバタバタ動きまわっている鳥がいるのです。いうまでもなく、ヒヨドリです。

 「内側に入って、出られなくなったらどうするのか」と、昨日、書いたばかりですが、そのとおりのことが起こっていたのです。
 突然、人が現れたので、ヒヨドリは「鳥籠」の中を右往左往しています。なんとか入るには入れても、そう簡単には出られません。
 デジカメを取って来て、とりあえず、1枚。

 ネットの内側にぶら下がったところを、尾の方からとらえています。
 尾羽が広がり、両足でネットをギュッとつかんでいるのが見えます。

 これでは姿がよくわからないので、露出を改めようとしていると、その間にヒヨドリは脱出方法を見出したらしく、姿を消していました。

 よく見ると、ネットとコンテナの間には、まだ少し隙間があります。そもそもぴったり固定してしまうと、水遣りに不便なので、まくり上げられるようにしてあるのです。そこを狙って、ヒヨドリは侵入したのでしょう。出る時も、たぶん、似たようなところを。
 今日の経験に懲りて、もう野菜を食べに来るのをあきられめてくれればいいのですが。

 午後は都心に出て、新宿ピカデリーで片渕須直監督『この世界の片隅に』。丹精込めてつくられた、愛に満ちた傑作でした。
 こうの史代さんのマンガを、よくまあ、そのまま動かすことができたこと! 主演の、のんさんの声も見事でした。
 軍港・呉は戦禍はひどかった。主人公すずさんも多くのものを失いますが、隣町・広島ではさらに大きな悲劇が起こるわけで、いってみれば「地獄の窯」の崖っぷちでの人の営みを描くことで、あってはならないことが起こったことを悟らされます。観て、良かった。



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2 コメント

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ヒヨドリ & この世界の片隅に (山口素夫)
2017-02-03 12:52:20
わが家のヒヨドリ対策(手すりの上にテグスを張りめぐらした)は今のところ効果ありです。ただプランターの縁などとまれるところは他にもたくさんありますが。毎日リンゴかミカンをエサとして出し、何とか花を食べるのをやめてくれないかと様子を見ているところです。

『この世界の片隅に』は本当にいい映画ですね。映画を見てからマンガを読んだのですが、想像以上に原作に忠実に作られてますね。監督のこの作品への強い思い入れが感じられます。のんさんの声の演技も見事でした。冒頭の「悲しくてやりきれない」のカバー曲も素敵でしたね。少しでも多くの若い人たちに見てほしいと思います。
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>山口素夫さま (森下一仁)
2017-02-03 18:03:23
おおっ、効果ありですか! それは良かった。
ヒヨドリの食欲は旺盛ですから、彼らを満足させるのは、さぞ大変でしょうね。

『この世界の片隅に』、感情の色調がひとつに塗りこめられていないのもいいですね。喜怒哀楽がとても豊か。人はこのように生きねばなりません。
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