惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ゲイシャ・ガール

2017-01-15 21:24:46 | 

 朝はテレビ朝日の「題名のない音楽会」を視聴。

 「難しいピアノ曲を弾く音楽家たち」と題して、福間洸太朗さんと森下唯が出演していました。内容はタイトルどおり。2人が難曲を(難なく)演奏。楽しかった。
 司会の五島龍さんがよく知るバイオリニスト兼作曲家のパガニーニを例に挙げ、彼が難曲を作って披露していたというところから、その影響を受けたピアニストのリスト、リストと同時代のアルカンへと話をつないだあたりに、構成の妙を感じました。短い時間に手際よく詰め込む制作者も見事。

 さて、昨日のスキーター・デイヴィスの話の続きになりますが、彼女がソロ歌手として最初に飛ばしたヒットは、1958年の「Lost to a Geisha Girl」だということです。
 この曲は、ハンク・ロックリンの「Geisha Girl」へのアンサーソングだと紹介されています。

 どちらの曲もまったく知りません。さっそくYuotubeで聴いてみました(こちらで両方の曲を続けて聴くことができます)。

 スキーターの曲はハンク・ロックリンの元歌とまったく同じメロディーで、歌詞だけが違っています。完全なアンサーソングといえましょうか。
 ハンクの曲はカントリーチャートで4位、スキーターは15位まで上ったといいますから、どちらもそれなりのヒット。

 ハンクは「理解しがたい恋の歌を聞いたことがあるかい? 日本のお茶屋で出遭った彼女は、東洋の服をまとった美しいゲイシャ・ガール。何千マイルも旅して、彼女に会いにゆくことになるなんて」と歌い始め、「海のそよ風が吹くところ、僕は生きがいと真実の愛を見つけたと、故郷の人たちに告げてくれ」と結びます。
 対して、スキーターは、「あなたが日本から寄こした手紙を読むたび、私の手は震え、便箋はガサガサと音を立てるのよ」と、ひどいショックを受けたことを隠しません。
 「あなたは異国の女に、男としての弱さを悟らせた。お茶屋の薄暗い明かりの下で、寂しい心が猛り狂ったんだわ。あなたは私を捨てて、東洋風に着飾ったゲイシャ・ガールと一緒になった」と、恨みつらみを吐き出すのです。

 ふたりとも「geisha」を「ギイシャ」と発音していますね。綴りに引きずられてしまうのでしょう。
 それにしても、1957~8年に、こんな曲がアメリカで流行っていたとはねえ。エキゾチックに飾り立てられた日本のイメージが微苦笑を誘います。

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スキーター・デイヴィス

2017-01-14 21:41:24 | 

 日本語タイトルが「この世の果てまで」となっているアメリカのスタンダードナンバー「The End of the World」は、もともとは1963年にスキーター・デイヴィスが歌ってヒットした名曲。

 ちょうどその頃、洋楽とSFに目覚めた私は英語タイトルを見て、「すわ地球絶滅テーマの曲か!」と興奮し、 歌詞を懸命に読んだものでした。そしたら、「貴方がもう私を愛してないのに、なぜ、この世界が続いているのかしら」という、恋に破れた女心を詩的かつ妄想的に歌うラブソングなのでした。

 最近、我が家でこの曲のことが話題になったので、スキーター・デイヴィスについて少し調べてみました。

 本名、メアリ・フランセス・ピーニック。1931年12月30日生まれで、亡くなったのは2004年9月19日。もっとも有名な女性カントリーシンガーの1人とありました。
 スキーター・デイヴィスという芸名は、もともと、ハイスクールで意気投合したベティ・ジャック・デイヴィスらとコーラスグループを組み「デイヴィス・シスターズ」と名乗ったところからきているようです。
 デイヴィス・シスターズはRCAと契約し、1953年には「I Forgot More Than You'll Ever Know」という大ヒット曲を発表します。カントリー部門で8週連続1位、ポピュラー部門でもトップ20に入ったというから素晴らしい。ところが、この曲がヒットしているさなか、彼女たちは交通事故に遭い、ベティ・ジャックは死亡、スキーターも重傷を負ってしまいました。
 回復したスキーターはベティ・ジャックの妹とデイヴィス・シスターズを復活させますが、うまくゆかず解散、ソロシンガーになります。その後、飛ばした大ヒットが「The End of the World」だったのです。

 ということで、デイヴィス・シスターズ時代のスキーターに興味を覚え、代表作「I Forgot More Than You'll Ever Know」を聴いてみました。

 これも失恋の曲。恋人を奪った女性に向かって、「あなたなんかより、私の方が……」と、彼を忘れられない気持ちを切々と歌っています。
 タイトルは「あなたが知るよりもっとたくさんのことを、私は忘れたわ」という奇妙な意味になりますが、この場合の「忘れた」は「覚えている」という意味なんですね。女心の複雑さというか、どうしても忘れられないけれど「忘れた」と言い張るしかないのでしょう。
 伴奏にはチェット・アトキンスがついているといいます。印象的なギター演奏は彼のものでしょう。
 歌詞といい、曲といい、演奏といい、なかなかのもの。今回、初めて聴きましたが、すっかり気に入りました。

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堆肥の切り返し

2017-01-13 21:26:31 | 園芸

 日記の更新ができなかった昨日につづいて、今日も真面目に仕事。
 特に今日は原稿を書いて(書こうとして)いたので、音楽もほとんど聴いていません。聴いていると、原稿が書けないし、書いている時は集中しているので、聴こえなくなります。

 ただし昨日は、この冬いちばんの寒気が到来する前にと思い、堆肥の切り返しを行ないました。
 本格的に作っているわけではなく、基本的には、剪定枝をチップにしたものを庭の隅に積んであるだけなのですが、それに加えて枯れ葉なども混ぜています。
 積みっぱなしだとムラができそうなので、春までに1~2度は切り返すことにしています。

 今回は、少し米ぬかを加えてみました。発酵が進み、寒い時でも熱をもつのではないかと考えて。そうすれば、中にいるはずのミミズたちも活動しやすいのではないでしょうか。
 米ぬかだけでなく、卵殻をすり潰したものも混ぜました。これは堆肥の成分を良くするため。こうして作った堆肥を使えば、トマトの尻割れを予防できるのではないかと、素人ながら考えています。

 明日からすごく冷えそうです。

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裏声

2017-01-11 20:55:57 | 

 斜め前のお宅の取り壊し工事が本格的になり、日中はとてもうるさい。時折り、振動で家が揺さぶられたりします。

 なので、音楽を聴けるような環境にはないのですが、工事の休止中にかけたのはロイ・オービソンのアルバム『ミステリー・ガール』。
 1988年、52歳で亡くなっ翌年に出た遺作。まだまだ若いので、衰えはまったく感じさせません。

 ロイ・オービソンはファルセットを多用しますが、この人のファルセットは自然で、美しい。悲痛な感じ、晴れやかな感じ、どちらにもよく合います。惜しいことをしました。

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隣町まで

2017-01-10 21:05:23 | 自転車

 夕方、クロスバイクを引っぱり出して、ちょっと遠出。隣町、府中の分倍河原まで行って来ました。
 確かめたいルートがあったのです。大きな国道ではなく、裏道を走ればどんな具合かと。

 途中、東京競馬場までは何度も行ったことがあるのですが、その先、自転車では初めて。競馬場には回らず、旧甲州街道をたどり、大國魂神社のすぐ前をかすめるようなルート。踏切がひとつありますが、あまり信号にも引っかからず、わりと走りやすい道。片道30分かかりました。

 その前、仕事の時のBGMは、ナンシー・シナトラとロバータ・フラック。

 ナンシー・シナトラは、ついこの前も書きましたが、洋楽と出会った頃からの懐かしい歌手。
 「レモンのキッス」、「イチゴの片思い」などは、日本だけのヒットだったようです。中学生になり、本格的にポップスを聴き始めてからは、「にくい貴方」「シュガータウンは恋の町」「恋のひとこと」など、ラジオから流れてくるのを楽しみました。パンチの効いた歌い方と、少しサビの入ったような甘い声が魅力的。

 ロバータ・フラックは、何といっても、ソフトな歌声。心に沁みます。大学生の頃のヒット曲「やさしく歌って」が、やはりもっとも印象的。当時、シングル盤を買って、歌詞も覚えました。

 この曲は、人の心をつかむ素晴らしい歌手のことを歌っていますが、後に、そのモデルがドン・マクリーンだということを知ました。「アメリカン・パイ」という大ヒット曲をもっています。
 ドン・マクリーンも聴きなおしてみたい歌手のひとり。

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