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愛知県春日井市二子町2-11-5~6、二子山史跡公園内にあります。
春日井市のほぼ南西端になります。
古墳のすぐ横を通る、東海交通事業城北線・味美駅から徒歩約10分ほどの所です。
全長95m、 後円部径48m・高さ8m、 前方部先端幅65m・高さ8m 二段構築の前方後円墳です。
前方部を北西方向に向けています。
墳丘の北東側に造り出しがあります。
墳丘の周りには盾形をした周濠があります。
墳丘には葺き石が施されています。
円筒埴輪や家形埴輪・人物埴輪・馬形埴輪・鳥形埴輪 などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
これらの埴輪は、春日井市東山町にある下原古窯で焼かれたものと推定されています。
主体部は未調査につき不明です。
明治末期に大規模な盗掘を受けています。
平成3年(1991年)から数度にわたり、二子山史跡公園整備のため古墳周辺で発掘調査が行われています。
その結果、周濠の外側で古墳に並行する幅3.5m、深さ0.6mほどの溝が見つかっています。
家形・人物・馬形などの形象埴輪や円筒埴輪・須恵器などが出土しています。
出土した埴輪の一部は公園内にある「ハニワの館」に展示してあります。
この二子山古墳と愛知県内最大の名古屋市熱田区にある「断夫山古墳」はほぼ同時期に造られ、その墳形や出土品が類似していることから、その被葬者は何らかのつながりがあったと考えられています。
古墳時代中期・5世紀末から6世紀初頭ころの築造と推定されています。
昭和11年12月16日、国の史跡に指定されています。
昭和42年(1967年)、航空自衛隊の練習機がこの古墳の後円部からくびれ部の周濠に墜落するという事故が発生しています。
この事故に伴う復旧工事の際、前述の円筒埴輪や形象埴輪(人物・馬形・水鳥形など)が出土したのだそうです。
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(周濠の一部)
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