古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

滋賀県草津市・南笠1号墳

2009-06-06 08:07:31 | Weblog
滋賀県草津市南笠字風呂海道の平地にあります。

全長29m、 後円部径20m・高さ4.5m、 前方部幅16m・高さ1.75m の前方部を南に向けた、二段構築の前方後円墳です。
墳丘に葺き石は施されていなかったようです。
墳丘の周りには周溝があります。
円筒埴輪などが採集されており、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

1987年には発掘調査が行われています。
かっては、2基の前方後円墳を含めた22基の古墳が群集(南笠古墳群)していたそうです。今は3基が残るのみです。
古墳の形や埴輪片などから、この古墳の築造時期は5世紀後半から末ころと推定されています。

後円部には、赤い鳥居とお稲荷さんを祭った小さな祠がたっています。
昭和48年10月15日、草津市の指定史跡になりました。
畑や田圃に囲まれた中に、後述の2号墳と寄り添うように寂とした佇まいを見せています。
なんとも愛らしく親しみのもてる古墳です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿