こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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13年産米 事前契約71万8000トン 卸の引き弱く半減 全農

2013年07月30日 16時27分15秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「13年産米 事前契約71万8000トン 卸の引き弱く半減 全農 (2013/7/30)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
JA全農が卸と結ぶ2013年産米の事前契約(播種=はしゅ=前・収穫前・複数年)が29日、前年比45%減の71万8000トンにとどまることが分かった。
新米を事前に確保しようという卸が少ないためだ。
13年産米は、集荷量の大半を収穫後の相対取引で契約することになり、需給や実需ニーズを踏まえた収穫後の販売強化が各産地に求められる。

12年産米は出来秋前の不足感を背景に、卸があらかじめ米を確保しようとして全農と事前契約を結ぶ動きが活発化。
播種前契約27万5000トン、収穫前契約90万1000トン、複数年契約14万トンと、合わせて131万5000トンの事前契約を結んだ。

しかし出来秋以降、値上がりによる消費低迷や卸を経由しない流通の増加で、卸在庫がこの5年で最も多い水準まで膨らんだ。
このため多くの卸は「12年産米を売り切ることが最優先」とし、13年産の事前契約に消極的になっている。

全農によると、6月末までに卸などとの間で確認書を結んだ事前契約が26万3000トンで、前年実績比81%減。最終的な成約見込みは、複数年契約が20万6000トン、播種前契約が34万1000トンでそれぞれ前年を上回るものの、収穫前契約が17万1000トンで前年を大幅に割り込んだ。
というもの。

さて、各産地は、どういう対応をしていくのだろうか。
流通任せ、卸任せで売っていくというのは、もう限界が来ているということは、今回の事で判ると思う。
ネットばかりでも売れるはずもない。

消費地に売り込んだことが無い産地ですら、何度も消費地に足を運んで、商談をしなければならない年になりそうだが、知られていない産地を買う店が、実際にはどれほどいるだろうか。
産地の言い値で買う事はあるのだろうか。
どこまで下がってしまうのだろうか。

各産地の実力が試されるだろう。
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