CM NOW Vol.182（8月10日発売）

玄光社の「ＣＭ ＮＯＷ　Vol.182」で、平 祐奈さんに対して、お米の研ぎ方などを紹介しました。
　
http://www.genkosha.co.jp/cm/
　
「ＣＭ ＮＯＷ　Vol.182」は８月１０日発売です。
連載記事、「平 祐奈の知りタイガー!! ～日本のカルチャー探検～」
　
ＣＭに出ているアイドル・女優などが、沢山紹介されている雑誌です。
正直、自分には縁遠いので、雑誌の存在も知りませんでした。
でもその分、新鮮に感じた雑誌です。
　
１０日発売ですので、お盆休みにでもご覧になってみてください。

敵を作ってでも

昨日１０：３０に長野県庁に行って、農政部 農業技術課と「風さやか」のブランド化についての話し合いをした。
　
「風さやか」という名前は、信州のすがすがしい空気のもとで育てられたことをイメージして名付けられた。
長野の主力品種である「コシヒカリ」とは対照的な存在である。
　
・上品で優雅な旨みと甘みのあるお米です
・味、香り、粘りなど食味のバランスがよく、様々な料理にマッチします
・冷めてももっちりとした食感でおいしく、おにぎりやお弁当などにも適しています
という評価を得ている。
　
http://www.pref.nagano.lg.jp/nogi/sangyo/nogyo/kazesayaka/index.html
　
しかし「風さやか」のデビューは惨めであった。
ブランド化という発想が全く無く、お米のポテンシャルも考えずに、業務用米としてスタートしてしまったのだ。
業務用米としての存在になってしまうと、美味しさよりも生産量という考え方になりやすい。
そのせいで、高いポテンシャルを持っている「風さやか」の評価が、一向に上がらない。
せっかく評価を貰えるようになってくると、地元からの激安米によって、再び評価を下げられてしまう。
　
こんな繰り返しでは、「風さやか」は産地によって潰されてしまう。
何度も品種を潰してしまった長野県としては、もう後が無い。
それに、「コシヒカリ」と対照的な品種である。
原産地呼称管理制度の委員全員が「美味しい」と評価した唯一の品種である。
ということからも、あまりにももったいない、
なので誕生から数年経ってしまった品種であるが、「風さやか」を業務用米という存在を改め、一般消費者に向けてブランド化をすることになった。
　
ところが、業務用米として、ディスカウント米として、数年販売を続けてしまっている品種を、今からブランド化をするというのは、誕生時に仕掛けるブランド化と比べて、数倍の大変となる。
　
ブランド化の頂点は簡単に作れる。
頂点は頂点らしく、徹底した差別化と管理をすれば良い。
生産者も流通も、お互いに考え方を統一して仕掛ければ、無理なく出来る。
　
ブランド価値を維持するための、低品質米の足切りも、時代的には受け入れてもらえる。
受け入れないと、駄目産地としての存在を、自らが証明してしまうことにもなるだろうし。

問題が、頂点と足切りの間に位置している、もっともボリュームがあり、品質の高低の差がある、「風さやか」である。
既に業務用米として仕掛けてしまっている地域としては、非常に厄介となるブランド化。
正直言って、迷惑なだけであろう。
その気持ちも考え方も理解できるが、産地として、そのままで良いのだろうか。
　
産地として忘れてはならないことは、産地の将来像である。
　
産地は、５年後１０年後の、自分たちの産地が見えているだろうか。
若者はいるだろうか。
町に活気があるだろうか。
農業は栄えているだろうか。
　
今だけを見て計画し、実行しているのであれば、産地の将来は衰退しかない。
その理由は、いちいち書かなくても、産地の現実を見れば、子供でも判ることだろう。
　
どこかで。
いつかは。
　
産地の将来を考えての。
厳しい判断は必要となる。

スズノブお盆休みのお知らせ

スズノブ本店のお盆休みは、８月１１(木)～１５日(月)となります。
　
休み中の、お米の発送はございません。
また、お問い合わせ等にもお答えできません。
何卒ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
　
◆ネットでお米をご購入の方へ
銀行振り込みの方は、確認に時間がかかります。
９日１５時までのお振込をお願いいたします。
１５時以降にお振込の場合、明日のご確認できない場合がございます。
その場合、お盆明けの発送となります。
　
郵便局振込の方は、明日のご確認できません
（振込用紙が郵送されてくるため２日～かかってしまうためです）。
　
代引きは明日の１４時までお受けしております。