◎胃カメラ:杉浦睦夫と深海正治(1950年)
1949年の夏、東大附属病院の外科医であった宇治達郎は高千穂光学工業(現在のオリンパス光学工業)を訪問しました。目的は胃の中を直接撮影出来る装置の開発依頼でした。当時、胃の診断方法はレントゲンと胃鏡の2つがありましたが、レントゲンでは胃の壁の様子は確認出来ず、また胃鏡は撮影が出来ませんでした。
主任技師だった杉浦睦夫はその依頼を受けて、部下の深海正治と共に研究を続け、翌年世界で初めて胃カメラを完成させました。これにより胃の直接診断が可能になり、胃ガンや胃潰瘍の早期発見・治療に大きく貢献しました。その技術は後のファイバースコープやビデオスコープに受け継がれています。
(信)
1949年の夏、東大附属病院の外科医であった宇治達郎は高千穂光学工業(現在のオリンパス光学工業)を訪問しました。目的は胃の中を直接撮影出来る装置の開発依頼でした。当時、胃の診断方法はレントゲンと胃鏡の2つがありましたが、レントゲンでは胃の壁の様子は確認出来ず、また胃鏡は撮影が出来ませんでした。
主任技師だった杉浦睦夫はその依頼を受けて、部下の深海正治と共に研究を続け、翌年世界で初めて胃カメラを完成させました。これにより胃の直接診断が可能になり、胃ガンや胃潰瘍の早期発見・治療に大きく貢献しました。その技術は後のファイバースコープやビデオスコープに受け継がれています。
(信)