二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

夕刻、部屋からの眺め

2021年05月30日 | シャッフル/photos
今日夕刻、2Fのパソコン部屋から東側の眺め。 夕陽の照り返しを浴びて、ご近所の家々が居並ぶ。 A4ノートに向かいあうと、この風景が目に飛び込んでくる。手前左は妹の家の庭。 肘掛け椅子に座って、本を読むとき以外、近ごろは文学YouTubeばかり見ている。 有名な先生方より、YouTuberの番組のほうがおもしろい! . . . 本文を読む
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古本2冊

2021年05月25日 | シャッフル/books
さっきネットで調べてみたら、安いものは9円、新品同様で2900円!  絶版になると、こういう価格の差がつくことはめずらしくない。 わたしは「陶淵明伝」(吉川幸次郎)300円、「チェーホフの手帳」(絶版)は200円で手に入れた。 「うん、そうそう、前から欲しかったんだ」と、古書店で買ったあとでそう思った(*´∪`*)タハハ . . . 本文を読む
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鼎談集「戦争文学を読む」川村湊・成田龍一 外6人(朝日文庫 2008年刊)レビュー

2021年05月21日 | 座談会・対談集・マンガその他
※イギリスに関する文学・歴史の本を集め、読んでいく途中で、道草を食うことに決め、この鼎談集を手に取った。 以前から「戦争文学」には関心があった。太古いらい無数の戦争があるうち、とくに第二次世界大戦中の、日中戦争、太平洋戦争・・・すなわちわれわれの戦争への関心が。 しかし、戦争文学らしい戦争文学、それが存在しない。 わずかな例外が、大岡昇平と島尾敏雄の作品である、とかんがえていた。なぜこういうこ . . . 本文を読む
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初夏のけん太

2021年05月18日 | シャッフル/photos
洗濯物のバスケットに入り込んでふざけているけん太。わたしの注意をひきたくてやっているのだ。 おいおい、バスケットの中を毛だらけにするんじゃねえぞ!  夏毛に生え変わるこの季節、彼がお神輿を据えたところは、どこも毛だらけ(*´v`)  掃除がたいへんなのだ。 こりゃっ! . . . 本文を読む
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イギリス その周辺を歩くための本 (その3)オールコックの江戸

2021年05月18日 | エッセイ(国内)
■佐野真由子「オールコックの江戸」(中公新書 2003年刊)が読者の胸をたたく 英国の初代駐日公使ラザフォード・オールコック(1809~1897年)。 この人物には駐在日記を基にした「大君の都」があり、日本語訳が岩波文庫に収録されている。以前から読みたい本の一つとなっている。しかし、なにせ活字(印字)が小さいため、結局のところ読まないできた。調べたら、講談社学術文庫にも違う訳でランナップされて . . . 本文を読む
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イギリス その周辺を歩くための本 (その2)

2021年05月16日 | エッセイ(国内)
※その(2)としたのは、『「イギリス 歴史の旅」を読みながら考えた』を(1)と見た場合です。 ■高橋哲雄「二つの大聖堂のある町 現代イギリスの社会と文化」(ちくま学芸文庫 1992年刊 初版単行本は1985年刊)を読む 高橋哲雄さんの著作では「イギリス 歴史の旅」を前回UPした。 それにつづけて、本書「二つの大聖堂のある町 現代イギリスの社会と文化」(ちくま学芸文庫)を偶然手に入れたので、さっ . . . 本文を読む
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「イギリス 歴史の旅」を読みながら考えた

2021年05月14日 | エッセイ(国内)
■高橋哲雄「イギリス 歴史の旅」朝日選書(1996年刊) 以前からイギリスには関心があった。ヨーロッパといえば、イギリスとフランス。 ドイツ、オーストリアに関心がないわけではないが、いつも意識せざるをえないのがこの二つの国。 知り合いの一人が、かつてロンドンに住んでいたし、もう一人はイギリス人と結婚し、いまも住んでいる。 日本人はイギリスと呼んでいるけれど、正式にはグレートブリテン及び北アイル . . . 本文を読む
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田起こし2021

2021年05月13日 | シャッフル/photos
3年ぶりに田起こしをした500坪の水田。 自分ではできないため、ただ同様でSファームという会社に3年契約で借り上げてもらった。 表土は定期的にこうして攪拌しないと、農地としては土が死んでしまうのじゃ。 トラクターはあるから自分でやれば小1時間で済むのだけど(´Д`)  右に妹たちの家の塀が見えている。 . . . 本文を読む
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ハンドルネームの変更 ~シャーロック・ホームズについて

2021年05月06日 | 小説(海外)
■三毛ネコ→シャーロック 思うところあって、ハンドルネームを“三毛ネコ”から“シャーロック”に変更いたします(^^♪ <ここからはシャーロック・ホームズに関心をお持ちの方のみご覧下さい。> シャーロック。小説家コナン・ドイルが生み出した、そう・・・あの世界一有名な探偵さんの名にあやかったのです。 「緋色の研究」によると、シャーロック・ホームズとはこういう人間だそうです。 1.文学の知識: . . . 本文を読む
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20世紀の小説について ~プルーストを読むかどうか?

2021年05月04日 | 小説(海外)
20世紀を代表する海外の小説といえば、ジョイス「ユリシーズ」とプルースト「失われた時を求めて」になるのかしら。 どちらも大作、最後まで通読するのは容易ではない。 ・・・というわけでどちらも読んでいないし、これからも読まないだろう。 わたしばかりでなく、かりに読みはじめたとしても、最後のページまでたどり着ける人、どれほどいるだろうか(´・ω・)? 文庫本では、つぎのシリーズが“定番”かしらね。 . . . 本文を読む
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