二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

世界の地理と地図

2017年11月20日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
 (このあいだ「東京轍」を買わなかったのはこれを買ってしまったから) いやはや、今日は寒いなあ、前橋の最高気温予測9度です。大寒波襲来で北海道や東北ではかなりの積雪になっているとか。 生活に支障をきたしますよね、この時期の大雪はノ´Д`゚ わたしも慌てて防寒グッズを買いに走りました。寒いのは苦手。年をとって、ますます寒がりになってきた。 ところで、皆さんは世界の地理・地図をどうのようにお勉強 . . . 本文を読む
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「百年後の未来より」 ~「シベリアの旅」とチェーホフ日記

2017年03月23日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
つい数日前、岩波文庫「<春>のリクエスト復刊」というシリーズで、チェーホフの「シベリヤの旅」を手に入れた。 本書には、 1. グーセフ 2. 追放されて 3. 女房ども 4. シベリヤの旅 の4編が収録されている。訳は神西清さん、文庫で160ページあまり、「シベリヤの旅」はチェーホフの紀行文だけれど、ほか3編は短編小説。「グーセフ」だけはかつて読んだ記憶があるが、ほかは初読である。 わたしは司 . . . 本文を読む
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昭和という時代を検証しよう

2015年10月15日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
昨日水曜日で、仕事はお休み。 父の買い物につきあったり、友人とランチを食べたり、近所のBOOK OFFを物色したりして、午後は本を読みながらお昼寝(^^)/ クルマの中でとる仮眠と違って、腰をのばし、ゆっくりと休めるからラクチン、ラクチン♪である。 BOOK OFFでは、トップにあげた2冊を買って帰った。 そして「昭和天皇独白録」をなにげなく読みはじめ、一気呵成に読みおえた。 近ごろになく興味深 . . . 本文を読む
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胸のふるえが止まらない ~沢木耕太郎、R・キャパへのアプローチ

2015年07月11日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
つい先日、古書店で沢木耕太郎「バーボン・ストリート」と再会し、買って帰って少し読んでみた。 そうか、うん。わたしははじめて読んだときのことを、ぼんやりと思い出した。 本書は第1回講談社エッセイ賞を受賞した名品といっていいと思う。 本のデザイン、挿絵がじつにスマートで、洗練されている。 収録された作品はけっこう重たいけれど、この本の装丁はむしろ明るく、軽く、さわやかな印象につつまれている。 はじめて . . . 本文を読む
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「日本の戦争力」小川和久(新潮文庫)

2014年02月07日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
小川さんは、不偏不党の立場から、日本の平和、日本の安全保障について、数字をあげ、具体例を列挙して、とてもリアルに語っている。「戦争力」とはいささか刺激的なタイトルだが、読んでいくとこれが平和力のことだと理解されてくる。インタビュー形式をとっているので、とても平易。防衛問題の素人にもわかるように、注釈が完備している。 日本はアメリカの安全保障問題の最重要国家であり、日米安保とは、アメリカが主導する世界平和にどんなふうに貢献しているのか、眼からウロコだった。 . . . 本文を読む
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寒さの影響で活字モードに突入

2014年02月06日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
このところ、日本列島に強烈な寒波が居座っている。厚着してふらふらとカメラ散歩といきたいが、どうやら限界となり、買いためてあった本に手をのばすようになった。乱読メモ「富士山の自然史」貝塚爽平(講談社学術文庫)「『戦争学』概論」黒田耐(講談社現代新書)「日本国憲法とは何か」八木秀次(PHP新書)「パリ ――都市の記憶を探る」石井洋二郎(ちくま新書)「一葉の四季」森まゆみ(岩波新書)「不思議の町 根津」森まゆみ(ちくま文庫)「中国全省を読む 事典」莫邦富(新潮文庫)「日本の戦争力」小川和久(新潮文庫)ご覧のように、すべてノンフィクション。 . . . 本文を読む
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「大山康晴の晩節」河口俊彦著(新潮文庫) 書評

2012年09月24日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
大山康晴は1992(平成4)年7月に、A級棋士在籍のまま、69才で亡くなっている。いまの羽生善治さんもライバルと比較し、圧倒的に強いが、名人位18期、しかも13連覇という大山15世の大記録を塗りかえるとは思えない。 プロ通算1433勝はいまのところ、歴代第1位。河口さんは、この大名人の晩節に焦点をあわせて、本書を書いていて、ずしりとした手応えを感じさせるすばらしい名著に仕上げた。棋士の評伝は、マイミクVINさんにすすめられ2008年10月に「聖の青春」(大崎善生著・講談社文庫)を読んで以来で、あちらが「青春」こちらは「晩節」というわけである。 . . . 本文を読む
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「運命の力」 フジ子・ヘミング(TBSブリタニカ)

2010年05月10日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
異色のピアニスト、フジ子・ヘミングの名を知ったのは、ことし4月、一枚のCDに出会ったことによる。 60歳をすぎてからの遅いデビューは、まことにドラマチックだった。 NHKの番組ETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」が放映されたことで、一夜で有名人になってしまったのである。 それまでもピアニストではあったが、ほとんど売れない、無名といっていいような地味な存在。彼女は再起、再デビュー・・・といっ . . . 本文を読む
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声   柳美里(小学館)

2010年03月13日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
職業としての小説家。 彼は、あるいは、彼女は、恐ろしい職業を選んでしまったのである。 ・・・いままで、そんなことを考えたことはなかった。 すぐれた小説を、またおもしろい小説を、作品として書きつづけなければならない。 短編だろうが、長編だろうが、ひとつふたつ秀作を書いたからといって、なにほどのことがあろう。小説家を職業として選んだ以上は、いのち尽きるまで、プレイをつづけ、 「買ってもらえる」作品 . . . 本文を読む
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生   柳美里(小学館)

2010年03月09日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ
「魂」につづいて「生」を読みおえたので、感想を書いておこう。 「ボリュームがかなり大きい。つまみをもっと絞ったほうが、より効果的なのではないか。少なくとも、わたしの好みとして」 「弱いのだなぁ。だから、ストレスを強く感じてしまう」 「被害的な感受性がある。ナゼワタシダケガコンナメニ! と書かれている。『あなただけではありませんよ。あなたよりひどい状況に追い込まれている人は、いくらでもいる』といって . . . 本文を読む
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