学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

いつでも飛び出せるパジャマ買う

2024-02-02 16:21:56 | 日記
 今朝も空を見上げて能登地震で被災された人々へしばし僕なりの思いを寄せた。遠く離れた大阪に住んでいて、おまけに歳をとって何もできない無力感にときどき溜め息をつく。このブログではつとめて地震のことはふれないようにしてきた。でも、ふと思い出した、僕が小学校に上がるかどうかの頃(僕と同年齢の人達は覚えているかどうかは定かではないが)なぜか僕の記憶では冬に大阪がかなり激しい地震に繰り返し襲われることがあったと覚えている。寒くて外に出て震えていたことや、家がミシミシと音を立てる様子などを割合鮮明に覚えているのだ。
 そこで僕が子供の頃の地震に関する親の教えについて出来る限り思い出してみた。激しい揺れのときには襖(ふすま)や引き戸がピシャと閉まったり開いたり、壁掛けの時計の振り子が気が狂ったように振れて音を立てる、などと怖がらせられた後で、物が棚から落ち始めたら外に出る、外に出たら庭の松の木や木犀の木の下に逃げる(地割れに足を取られないため)、毛布か座布団を持って出る、などと夕飯の食卓を囲みながら祖母の話に耳を傾けたものだ。寝る前には着替えの服を枕元にきちっと揃えていつでも抱えて外に出れるように、などと教えられ、そのお陰かどうか、今でも着替えの服はベッドの横の椅子にキチっとまとめて置いて寝る。そんなことを思い出しながら、いまこの時も能登地方の人々は避難所で寒さに震え、歳をとって途方にくれる人達がいる。身内に犠牲になった人もいるだろう。「天災は忘れた頃にやって来る」、日本に生まれ居をかまえるわれわれの宿命か…。それでも人々は立ち上がる。前を向いて、より強く!