志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

14日早朝、那覇から名護を往復して空港へ!

2024-05-15 07:28:36 | 日々の記録・備忘録
         (ニガウリの花が咲いた!去年のゴーヤーのタネから成長している!)
ゆがふいんに2週間滞在した知人夫妻を空港まで送り届けた。80代半ばの夫妻にとって最後の沖縄の旅になるかもしれなかった。旅は体力が試される。体力の衰退を意識しながら、しかし、お二人は里帰りをされた。

かつて平和部隊に属してタンザニアで二か年過ごしたというフリッツの優しさがあった。その後将校として米軍基地に赴任した彼は、そこで出会った沖縄の女性を妻にし、添い遂げた。

フリッツは何年か軍での任務後、いわばLaw Schoolで学位を取り、其の後KUのLAW Schoolで勤務し、M大学法学部の教授に着任していた。退職してからは、夫婦で奥の細道のルートを旅したり、京都に何週間か滞在したり、妻の想いを汲んであげていた。

彼女は博論を仕上げるために琉球大や名桜大で授業をし、その実践をまた論文に取り入れた時期があった。英語教育技法のテーマでReadingを取り上げていたと記憶しているが~。

那覇空港は国際ターミナルを含め混雑していた。人の交流が闊達になっている事が直に感じられた。土産品コーナーも新しい製品が並んでいた。少し高めの新製品はあまり人気がなさそうだったが~。

空を飛ぶことに恐怖感を覚えない限り、異国や国内の他地域へ旅に出たい気持ち、日常を離れた非日常体験がもたらすものは、生きる糧になる。ビジネスツアーであれ、観光であれ、あるいは家族や親族との集いの場であれ、特別な空間に違いない。世界は空の便で深く広く交流しあっている。船便も、豪華客船がまた盛んになりつつある。そう言えば、知人は半年間で300万円の豪華客船による世界ツアーに申し込んでいた。

ビジネスと観光がセットになったような、隣国からの観光客も大勢で闊歩している空港。円安である。外国からの観光客はますます増えるご時勢なのだろう。

また国際通りは人並みにあふれてきたような昨今である。いわゆるコロナパンデミック以前に戻りつつあるのだろうか。

世界がどこに傾斜していくのか、危うい中に希望を見出したい。昼と夜の狭間、今では夜も明るい。それが一瞬にして総て闇にもなりえる。有事を想定した法律が着々と整備され、この島はますます軍事要塞化されつつある。

空港に向かう車の助手席で、フリッツが米軍はグヮームへ移るでしょう、と話した。前から予定されているらしいのだが、まだ時間がかかりそうだ。一方で、自衛隊基地は着実に拡大の傾向にあるようだ。
 お二人と十分話し合う時間もいっしょに過ごす時間もなかった。もうし分けない気持ちが残る。

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