水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(268)

2017-04-27 10:25:21 | 古今和歌集
964 うき世には門鎖(カドサ)せりとも見えなくに などかわが身のいでがてにする
官(ツカサ)とけて侍りける時よめる
平さだふん

世の中の人々に対して交流を避けようとしているわけではないのに、なぜか家から出にくくなっているのです。


新年度になって、現役を退いた方々も多かろう。
自分も、早いもので、もう10年も経過してしまった。
当初は、どうなることか、と思っていたが、以外と楽しい、充実した10年であったようなきがする。

最近会った同期の連中も、同じような感想を持っているようだ。

がしかし、だ。過日新聞に梅原猛が、こんなことを書いていた。
「現在、日本で生活しているほとんどの人々の生活レベルは、中世欧州の貴族のそれと、ほぼ同じだ」

私たちが、こんな幸せを享受できるのは、あとどれほどであろうか。
残り少ない日々の生き方を、もっと真剣に考えねば。