Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

飛行機はじめてものがたり 1(往路編)

2014年05月25日 23時59分59秒 | Weblog

メインブログでは、いい歳こいた40過ぎのオッサンが生まれて初めて飛行機乗るということに対してキャッキャやっていて、大変見苦しく気持ちのいい記事に見えなかったかも知れない。
しかし、誰が興味あろうとなかろうと、有言実行でその体験記を三部作で綴ろうと思う。


(本編)


当日、キョロキョロしながら移動しながら飛行機出発時刻の1時間半前に着いた羽田空港(第一・南)では、まず朝食のため蕎麦屋に立ち寄った。
いきなり羽田価格の洗礼を受けて、膝が落ち、目玉が飛び出してしまったのだが、途中で見つけた天丼「てんや」で食べればよかったと出発前から選択ミスで落胆&後悔する。


その後、ボヤボヤしながらも、日本航空株式会社(以下、「JAL」という。)の搭乗口付近へ向かう。
飛行機に生まれて初めて乗るということは、全ての手続きも初めてだということであり、これから起こる出来事に緊張しか生じない。


思い返せば、飛行機のチケットを自分の氏名や年齢を教えないと買えないことすら知らなかったのだから不安で仕方がないわけのも当然だ。
その買ったチケットは、知人曰く「eチケット」と呼ばれるものであるから、搭乗手続きは介さずに保安検査場に行けばいい旨を聞かされていたため、素直に思いだして指示どおり現場へ向かう。


保安検査場には、それぞれ5人ぐらいずつ並んでいたので、その列に並ぶのだが、並ぶにつれて持ち込みにおける注意書きが目に付くようになる。
おそらく航空会社ごとにその詳細は異なるのだろうけど、要はペットボトルやスプレー缶といった液体状のものを仕込めるものはカバンから出して別に申告するなり提出しなければならないということだ。


オレのカバンの中には、当夜ガンガンに飲むつもりだったので、ウコンドリンク的なものを3本ほど忍ばせていた。
したがって、一度列から離脱してから、ジャケットのポケットにそれを入れ直し、財布や携帯電話、家の鍵も上着に入れ込んで、カバンと上着をまるごと検査器に通過させ、事なきを得た。


冷や汗をかきながらまずは最初のゲートを通過する。
続いて、搭乗ゲートの通過になるのだが、こちらも購入済みのeチケットで通過するのだが、なにぶんそれも初体験であるため緊張感は募るばかり。


どこにも説明書きなどないし、空港だってはじめて搭乗しようとする客だけに付き合っている暇などないことだろう。
そしていよいよ機内に入るのだが、オレのデビュー機は、事前調べのとおりJALのB737-800


飛行機の中では、定員160名くらいの小中型機。
機内に入ると、予想していたよりもずっと圧迫感のある機内空間に、早くも酔う始末。


機体は全体的に結構時代を感じることに加え、座席も白を基調にしているためか薄汚れ感も目立つので、なんとなく清潔感も感じられなくてイヤだった。
着席と同時に大量のエチケット袋が視界に入ったこともあるけど、着席と同時に本当に吐きそうだった。


なんとか気を落ち着かせ、出発を待つのだけど、肝心の飛行機が定刻から20分過ぎても動こうとしない。
その理由は、搭乗案内書にも記載のあった意味不明の添え書きに答えがあった。


つまりこういうことだ。

『当便は、予約数が座席数を上回っているため、最低2名だれかが次便か福岡行きに変更して(譲って)くれなければ、発便しません。』



結局、三人の方がそれに協力してくれて、35分遅れで羽田を発つことのなるのだけど、こんなことがこの時代にあるのが不思議。
こういったトラブル、しょっちゅうあることなのか、誰か教えてください。


離陸までは、バカでかい空港内を陸上走行で10分くらい移動して、滑走路に到着するも、時間が遅れたせいか滑走路が渋滞気味。
前機の離陸状況を目視してから、いよいよ自機の離陸に。


一度、滑走路で静止してから、ジェットエンジン全開で滑走路を走りだす。
随分長いこと陸路を滑走したのち、機体が浮いた。オレはこんなに長く陸路を走るとは思わなかったので、そのまま東京湾へ飛びこんじゃうのかとマジの恐怖感を強く感じていた。


今度は今度で機体が浮いたはいいが、水平飛行になるまでの時間が予想していたよりずっと長く、その間、ずっと上からのGを受け続けていたので、いよいよ本当にエチケット袋のお世話になるのかというときに機体が落ち着き、大事とならなかった。


一度、水平体制になると時折機体は上下左右に揺れることもあったが、対地時速800kmを超えるようなスピードで走っていることを感じさせなかったことが印象的だった。
周りは、ぐっすり夢の中か涼しい顔だらけで、落ち着かない顔つきだったのはきっとオレだけだったことだろう。


窓の外は雲模様しか見えないのだけど、勿論、オレにとって一切寝られるような事態とはならず、耳鳴りと眠いのに寝られないという状況にドッと疲れたことはいうまでもない。


途中ドリンクサービスでコーヒーを頂いたが、良く味もわからないまま飲み干し、何往復もこなすJALお得意の機内販売の様子をうつろな目で眺めていたら、いつしか着陸態勢予告となった。


気づけば、下降体制で雲の切れ間から北九州空港が見える。
思ったより強い衝撃で着地して、エンジンの逆噴射音を聞いたとき、無事に空港に着いたことを確認したのだった。


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