【試験会場までの道のり】
(前編をご覧頂いていない方は、まずそちらをご覧下され)
「地上まで上がる→地下の改札前に戻って周辺案内図を見る」 この繰り返しを5度6度と行うと汗だくになることに加え冷静さを失って、次なる選択肢を用意するようになる。
試験集合時間まで40分弱。
無事に駅から歩いたとしても、そろそろ限界の時間である。
「今日は諦めようかな、どのみち(何度もやった)模擬テストで合格点を取れなかったんだから、合格するのも難しかろうから出直すか」
そうまで考え始めた頃、ふと、ある情景等を思い出した。
「そういや以前、下車駅周辺でマックを捜したら周辺にはなかったよな、それに改札を出てすぐアーケードが広がっていたし・・・・」
今日降りた幡ヶ谷の駅の改札出口は(ここまで探す限り)どうやら一箇所しかないし、いきなりマックの看板があるということは、場所が異なるのではないかと考えはじめるようになる。
そこで本来の下車駅は地上(高架上)だったハズだったことを回想する。
ということは、京王線ではなくて別の路線の駅で降りたのだろうか?
京王新線って何だ?新線だと駅が違うのか?
・・・・などと少ない脳みそをフル回転させる。
最終手段の候補であったタクシーで動くという選択肢を捨てようとしたその瞬間、「ここじゃないこと」を確信した。
「駅が違う?・・・そうか、路線が違うと言うという発想よりも、下車駅がそもそも違うんじゃないか?もう一つ先だったのでないのか?」
このことに気づいたのは幡ヶ谷の駅で下車してから30分以上掛かったが、まずはダッシュで改札をくぐる。
しかし、コレで安心は出来ない。
万が一、この選択が誤ったら確実に試験集合時間に間に合わないからだ。
次の電車も4分くらいで到着すると掲示板では表示されているので、次の駅の笹塚まではどうやらすぐに行けそうだ。
そんな中、ホームに案内放送が入る。
「・・・・架線事故の影響で笹塚-代田橋間は振替輸送を行っております。現在、運休もしくは最大50分程度の遅れが見込まれています。」
思わず心の中で叫んだ言葉「何て日だ!!!」(®ばいきんぐ)
次の電車がすぐ来ることがない事実を知り、正直もう立ち直れないくらいの気持ちになるのだった。
【会場にて】
運が良かったのか、5分ぐらいしたら電車が来たので乗車する。
高架上にある笹塚駅で下車すると、そこには超見覚えのある光景が広がっていた。
へなへなと座り込みたい気分だったが、もう時間がないので試験会場へ足を急ぐ。
試験直前の貴重な復習時間が削がれてしまったが、試験会場にはすこし余裕を持って到着できた。
もう汗びっしょりだったので、薄着に着替えて試験に臨むことに(用意周到・笑)。
蛇足だが、試験開始時間を30分過ぎてもノコノコ来ていた人間も5~6名いて、そんな彼らも普通に受験できていたことを申し添える。
【試験にて】
試験は2時間半で全45問だが、問題数が多い割に開始35分を過ぎると途中退席を認められる制度があるため、1問必勝で振り返らず問題を解くことにした。
問題順は、法令→物理・化学→消性に並んでいたが、パラパラと法令の問題から眺めると問題範囲が想定を超えていたことに気づき愕然とする。
つまり、参考書や模擬問題では「出題確率が低いので目を通す程度」とされていた問題がずらり並んでいて、瞬間的に血の気が引いたことを今で憶えている。
ちなみに、オレは試験開始後1時間半後に退出したが、早いヤツは35分で退出していた。
早く退出したヤツらについては、諦めていたのか簡単だったのか、オレには勿論分からないが、法令と性消がラクにこなせるレベルのヤツなら不可能ではないのだろなーと思いながら、オレは試験に集中した。
白い食器 当店レビュー件数ナンバーワン★ランチプレート ホワイトレベル2【食器%OFF/訳あり... |