ナカナカピエロ おきらくごくらく

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川端康成

2011-06-30 00:26:40 | 日記
川端康成

最近、数学三昧で、さすがの私も少々、疲れ気味。

何か小説を読みたいなあ、と店頭の本を見たら、誰も知らない作家ばかり。何を読んでいいか分からない。

そう言えば、最近、芥川賞の選考に選ばれ、受賞作品を選んだ選考委員の一人が、その本を評して、”まるでプルーストのような”と、コメントしていた。私は、ばかじゃねえかっ!と少し頭に来た。文筆家なら、自分の言葉で表現しろっ!そんな評し方しかできないのなら、やめてしまえっ!と私は思う。 あれっ、ちょっと本筋から離れてしまったな。

結局、私が選んだ小説は、川端康成の「掌の小説」である。短編集なので、気分転換には丁度よいし、文章も確かだろうという訳である。

川端康成とは、あまり縁がない。せいぜい「伊豆の踊り子」を読んだ程度だ。ただいつかちゃんと向き合いたいと思っていた。彼がノーベル受賞者だからではない。彼には得体の知れない謎を感じていたからだ。彼は不可解な自殺を遂げた。日本文学の最高峰でありながら、暗い影を持つ男。

晩年、彼は奇行な行動に出る。夜、銀座のクラブに出入るようになり、しきりと”魔界”を口にしている。新感覚派と言われながら、急に日本の伝統美の象徴、つまり古典にされて、彼は違和感を覚えたのではないであろうか。

その謎はかなり深い闇に沈んでおり、彼の残した小説のみが唯一の手掛かりとなるであろう。

後記
暑いっす。
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桃井かおり

2011-06-29 03:24:21 | 日記
桃井かおり

女性で好きな芸能人は?と聞かれた時、私は”桃井かおり”と答えることにしている。

理由は以下の2つの作品の桃井かおりが好きだから。

ひとつはNHKのドラマ「天上の青」(曽野綾子原作)。このドラマは演出から映像から何から何まで、こだわり抜いた作品だ。もちろん佐藤浩市を始め、わきをかためる他の役者もすごい。何度見ても飽きず、見入ってしまう。独身でほそぼそと暮らしながらも、一途に生きる芯の強さとけなげさ。揺れ動く心の機微を絶妙に表現してみせる凄さは圧巻だ。

もうひとつは「東京夜曲」(市川準監督)。こちらも独身ながら、小さな喫茶店をきりもりする、かたくなな女性を演じる。心に秘めた思い人を引きずりながら、そんなそぶりを少しもみせずに、惹かれ合いながらも一定の距離を保とうとする男女を桃井かおりと長塚京三が演じる。大人の恋愛の切なさと倦怠感を日常に描いた作品。とても良い。

この2つの作品で演じる女性に恋愛感情を抱いてしまうほど、桃井かおりの演技はすばらしい。

他にもすばらしい役者さんはたくさんいるが、私の場合は、桃井かおりなのである。
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スマートフォン

2011-06-28 02:50:28 | 日記
スマートフォン

今、このブログは全てスマートフォンWILLCOM WS003SHで書いている。

一貫して携帯嫌いだった私が、キーボート付きのスマートフォンをWILLCOMショップで見つけ、これなら私にもできそうだと思って購入。いつでもどこでも Windows Mobile でIEが使えるため、非常に重宝している。

そろそろ買い換えようかなあっと思って、Webで検索していたら、”Windows 7 ケータイ F-07C”が、そろそろ発売との情報を見つけた。買い換えるならこれかなあ、なんて思っている。

しかし今の世の中、便利になったものだ。
手のひらの中に世界が入るのだから。
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扇風機

2011-06-27 01:33:03 | 日記
扇風機

我が家になかった扇風機がやってきた。

母は安い扇風機を買ってきたが、それで十分だ。扇風機に高機能を求めてどうするっと思う。もうちょっと安いやつがあったのだが、売れきれていたらしい。要は、人が団扇を仰ぐかわりに、こいつが回ってくれさえすれば良いのだ。今年は、節電節電で、未曾有の夏を体験することになるかもしれない。こいつにも頼れない時もあるだろう。心頭滅却すれば、火もまた涼し、これあるのみである。

高校生の時は、まだエアコンがなく、ちっちゃい扇風機を傍らにして、勉強していたが、ある日、むしゃくしゃして、扇風機を蹴飛ばしたら、バラバラに壊れてしまった。どうみても壊したとしか思えない状態であるにも関わらず、私は母に”扇風機こわれちゃたよ”と言った。しかし、母は黙って”あっそう。”とだけしか言わなかった。

そう言えば、自宅の部屋にあった収納ダンスの開きのドアの片方がなくなったりと、過去を振り返ると、物に当たることが多かった。最近も頭に来て、帰りの夜道に折りたたみ傘で街路樹や鉄網などを当たりかまわず降り回して、傘を駄目にしてしまった。

しかしこんな私にも仏心が。。両親に手は上げなかったし、相手が殴ってくるまでは、絶対に手を出さなかった。そうやって器を広げておけば、弱き物も強き物も丸飲みできようもの。世の中はうまくできている。

とりあえず、今はこの扇風機で頭を冷やそう。一生懸命くるくると回っておるではないか。うーん。なかなか。おきらくごくらく、ですな。
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ほっけ焼き

2011-06-26 00:24:48 | 日記
ほっけ焼き

今日は親友と有楽町で「テンペスト」を見た。
残念ながら、いまいちだった。シェークスピアが書いた最後の戯曲と謡っていたので、期待が高すぎたのしれない。憎しみがしっかり描かれていなかったため、罪を許し乗り越えていく葛藤が弱く印象に残り、人間の内面に肉迫できなかった、というのが正直な感想だ。
多分、演劇もしくは歌劇などで上演されたならば面白かったかもしれない。

...ってなことを親友と語りながら、居酒屋で飲んでいた。私はドクターストップがかかっているため、ソフトドリンク only。そして急遽改題。

私が居酒屋で必ずと言っていいほど頼むのが、ほっけ焼き。焼き魚としては、食べでがあり、いつまでもつついて食べられる一品。おいしいっ。
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塾のバイト

2011-06-25 01:36:17 | 日記
塾のバイト

中学生の時、個人宅でやっている英語教室に通っていた。女の子2人と男の子3人ぐらいだったと思う。一人の男の子を除き、私を含め全員バスケットボール部員だったため、時間の都合もつきやすかった。

教室は畳の上で大きな木のテーブルで行われた。部活が終わるとそのまま教室に足を運んだ。私はいつもそこで足がつって、周りの友達に介抱されていた。なんとものんびりした風景である。皆、英語の成績は良く、なにより楽しかった。

大学に進学し数学科を専攻した私は、英語教室の先生に数学を教えてくれないか、と頼まれた。いつの間に、英語と数学の両方を教えるようになっていたのである。私は快く応じた。

しかし生徒は私の時代とは異なり、あらゆる塾で落ちこぼれ、行く場所がなくなった連中ばかりであった。女子はなんやかんや、真面目ではないが授業は一応聞いて勉強していたが、問題は男子だ。数学なんてどうでもいいぜっ!と悪ぶっていて、おしゃべりばかりし、授業なんて聞いていなかった。

しかし、私から言わせると、皆、本当は勉強しなくちゃ、と思っているのだが、基礎をまるで理解していないので、授業についていけず、仕方なく悪ぶってごまかしているだけなのだ。皆、私の発言や行動にビクついているのが、肌で分かった。

ある日、一人のやつが、帰りてぇー、帰りてぇー、と言っていたので、帰ればいいじゃん、と言ったところ、誰に向かって言ってんだ!と立ち上がって声を荒げたため、おめえだよ、おめえ!と言ってやった。そしたら、そいつは寂しそうに出ていった。私は何事もなかったように授業を進めた。一人落ちこぼれを首にしてから、他の男子生徒は私の顔色を伺うようになった。

受験直前の最後の授業、男子生徒は焦りまくって、先生教えてくれ、と泣き事を言って来た。私は、なんでもっと早く言ってくれなかったんだっ!幾らでも教えたのに!と思った。

私の時代とは違い、女の子も男の子も中学生って結構繊細なんだと思って、自分は教師には向いていないと悟った。

今、近所に公文の教室があるが、引退したら小学生相手に算数でも教えようかなあと思っている。
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紫陽花

2011-06-24 03:00:15 | 日記
紫陽花

今の季節、紫陽花が綺麗だ。

私の今の住処から歩いて駅に向かう道すがら、紫陽花が並んで咲いており、いつも楽しみにしている。

紫陽花の花には赤と青があり、土が酸性かアルカリ性かで決まると思っていたが、どうもそう単純ではないらしい。

昔、実家にいた頃、近くにジメジメした森があり、紫陽花が多く咲いていたが、同時にかたつむりも多くあった。

昔はよく、かたつむりを取って遊んでいたが、今になっては触ることもできない。気持ちがわるいからである。これを食すというのだから、恐れ多い。

私の詩集、「屋上の幻想」の中にも、紫陽花が登場する。せっかくだから、紹介しておこう。紫陽花をモチーフにした詩は二作あるが、一つはR指定のため、もう一つの方を載せておく。

淡い色彩の上で

紫陽花の花の上で
シャンプーハットをつけて
発育した裸体あらわに
くつろく妖精がいた
妖精はこちらに気がつくと
じっと上目づかいでにらみ
突然、死んだような目になって
そのまま紫陽花の花に
溶けてしまった

後記
月曜日、心療内科に通院して、朝のお薬を追加してもらったが、薬剤師から、”今、夜飲んでいる薬だけでも眠気が抜けるまで時間がかかります。追加された薬を朝飲めば、かなり眠気が増す恐れがあるので、先生に相談された方がいいですよ。”と言われ、怖くなって手をつけていない。先生に電話して相談しようと思っているのだが、仕事を始めるとすっかり忘れてしまい、相談できていない。来週聞いてみるかな。私のサナトリウム生活は続く。
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今日の懺悔

2011-06-23 05:04:22 | 日記
今日の懺悔

一昨日の夜、夕飯は食べてくるという約束だと思い、夕飯を食べて8時頃帰ったら、母が食事の用意をして待っていた。ごめんなさいと謝ったが、何も言わず、寂しそうに寝室に入って寝てしまった。

昨日の夜は、夕飯はやきそばだからと言われ、何も食べないで帰ってたが、あまりのまずさにほとんど残してしまった。ごめんなさいと謝ったが、何も言わず、寂しそうに寝室に入って寝てしまった。

もし私に愛妻がいたら、どう振る舞っていただろうか。”もう二度とあなたの夕飯は作りません。今までお世話になりました。”と言わそうな気がする。それとも、”これからの夕飯はあなたが作ってください。私は二度とあなたの夕飯は作りません。”と言われるか。。。

私はとにかく謝り通すしかないだろう。想像するだけでも、背筋が寒い。

やっぱり女性は苦手だ。男は一生かけても女性には絶対勝てないのである。
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食の遺伝子

2011-06-22 03:29:35 | 日記
食の遺伝子

最近、焼き肉を食べる機会が減った。
年を取って、肉より魚の方を選ぶようになった。親友も同じだ。

若かった頃は、食欲旺盛、めちゃくちゃに食べていた。

配属したての頃、課長と部長と新参者の我々で懇親会があった。皆遠慮して、食えなかったよ、と言っている中で、私は次々と運ばれるお品をたいらげていった。これには課長も少し驚いていた。

友達と3人で焼き肉食べ放題に行った時は、この店潰してやると意気込んで、大皿の上に並べられた肉を次々と焼網の上に放り投げていった。友人からは少しゆっくり食べさしてくれと言われ、店の人は不安そうに我々の様子を見ていた。

仕事が遅くなり、ストレスがたまると、上司と一緒に焼き肉をよく食べに行った。夜10時過ぎにもかかわらず、2~3人前の肉を軽くたいらげ、追加でカルビクッパ等を注文し、片っ端から片づけて行った。

この旺盛な食欲は我が家の家系である。家ではよく鉄板焼をやっていた。母はほとんど食べなかったが、父と姉と私は出てくる品々を片っ端から平らげて行った。まず2~3人前の焼そば二袋をたいらげ、次に野菜と肉を焼いてたいらげ、その後にお好み焼を2枚ばかりたいらげ。。。それが普通だった。

今でこそ姉などはカロリー計算をして節制し、食をコントロールしているようだが、いざとなった時はすさまじい食欲を発揮する遺伝子の家系を持っているのである。
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雨男

2011-06-21 00:17:37 | 日記
雨男

去年ぐらいから、私が建て屋から出ると、何故か雨がポツポツと降り出す怪奇現象が。。。

ひょっとして雨男?今日もまた。。。

まだ25才ぐらいの若い頃、開発した製品を検査に出すため、大量の帳票を準備して、前日の深夜残業も報われ、やっと昼過ぎに検査に納め、やれやれということで、15時ぐらいに帰ろうとしたら、急に雨がザーザー降りはじめ、びしょぬれになって寮にたどり着いた途端、ピタッと雨がやんだ。次の日、会社に行ったら、みんなから罰が当たったんだと、さんざん冷やかされた。かと言って、天をうらむ訳にもいかなかった。

後記
今日、通院したら、お薬が1つ追加された。
帰り道、暗く曇った夜に、私の中の狼が、クオーン、クオーンと鳴いていた。
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