70の坂をのり超える

2022年03月08日 | 日々のこと

昔、義父が70の坂という話をしていました。

70才の坂を無事に通り過ぎれば、あとは案外順調に齢を重ねるれるということだなと聞いていました。

そして自分がその坂を超えつつあります。

夫が同級生が退院したから、様子を見に行ってきたと言います。

昨年の暮れから具合が悪かったのですが、ようやく「悪い病気」でないことも分かったとホッとしていたと。

よかったわね。

夫の同級生、このところ不調の方が多いのです。

早期退職したり、定年になったり。

そうすると待っているのです田畑が。

若い時から、農作業をやっていたのと違って、サラリーマンの身体はそうは鍛えられていないから。

無理をしてしまうのでしょうか。

我が家も義父が夫の退職を待っていたと思います。

田畑は荒らすことができないから。

それでも義父も減らしてきていたのですよ。

田んぼの8割方は委託に出して。

プルーン畑も1か所全部伐って。

最後のプルーンのシート掛けをする日、助っ人の息子を待ちながら、プルーンの木を伐った後、どうしたらいいかという話になりました。

まあー、草にならないように機械でかき回して置くしかないよね。

でもハッとしたのです。

太陽光発電設置すればいいじゃないかって。

震災の後、原発に頼らない電気を作りたいと、屋根の上には載せていたけれど、我が家の畑という発想はありませんでした。

だって私、嫁だからね。

義父に相談したら「おれになんか相談しなくても、自分たちでやりたいようにやっていいよ」と。

ハイ、自分たちの代になっちゃったんだと思ったのです、この時。

残っていた田んぼも委託に出したのは、それからまもなくでした。

なんたって、夫の身が持たないと困るから。

無理してたら、この70の坂を超えられないと先輩たちを見て思ったのです。

野菜をつくる畑だけで手いっぱい。

十分我が家の野菜の自給自足に貢献してくれてるもの。

我が国が将来食料不足になる日もあるかもしれないから、本当はね、お米作らねばという気持ちはあったけど。

近所を見回しても、この国の農業の存続も難しいわね。

お読みいただきありがとうございました。

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コメント (2)
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