mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「けえる・けーる」

2021-09-10 | 我が家の松本弁


「けえる・けーる」は「帰る」の意。                            

 例文1
「うち  けーる」=「家へ帰る」
「あるいて けーる」=「歩いて帰る」
「もう けえって いいぞ」=「もう帰っていいぞ」
「はやく けえり ましょや」=「早く帰りましょうよ」
「もう けーる じかん だじ」=「もう帰る時間ですよ」
「そろそろ けえり ましょや」=「そろそろ帰りましょうよ」
「ひ が しずむ まで には けーって こい よ」=「日が沈むまでには帰って来いよ」
けえる とちゅう こうえん に よって あそんだ」=「帰る途中で公園によって遊んだ」
「がっこう から うち  けえる とき は いつも みちくさ してた」=「学校から家へ帰る途中はいつも道草をしていた」
「しごと が いそがしくて うち  けーる のが よなか に なっちまった」=「仕事が忙しくて家へ帰るのが夜中になってしまった」
「うち  けえる とちゅう の ほんや で ぶんこぼん を いっさつ かった」=「家へ帰る途中の本屋で文庫本を一冊買った」
「こども が ねつ だしてるって ゆうじゃー ねー かい。 はやく けーり ましょい」=「子供が熱を出しているいうではないですか。 早く帰りなさいよ」
「まつもと  けーる とちゅう の でんしゃ の なかで はつこい の ひと に であった」=「松本へ帰る途中の電車の中で初恋の人に出会った」

例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
 織田信長 「とよちゃ だいぶ のんだ そろそろ けえるって もん じゃー ねー かい。」
豊臣秀吉 「やー まだ のみ たりねー んね
      ほんじゃー もう いっけん だけ おれの しってる みせ に いって から けえり ましょや。」
織田信長 「もう 12じ すぎちまってるで おらーは けえるぞ。
      まだ のみたかったら とよちゃ ひとりで いき ましょ。」

例文2の標準語(?)訳
 織田信長 「秀吉さん 大分飲みましたのでそろそろ帰るってものでしょう。」
豊臣秀吉 「いえ まだ飲み足りないですよ。
      それではもう一軒だけ私の知っている店に行ってから帰りましょうよ。」
織田信長 「もう12時を過ぎてしまっているから 俺は帰る。
      まだ飲みたいのなら 秀吉さん一人で行ってください。」


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニラ(韮)の花にツマグロヒ... | トップ | ニラ(韮)の花にツマグロヒ... »
最新の画像もっと見る

我が家の松本弁」カテゴリの最新記事