※写真は「源智の井戸」の井筒です。
「松本水巡り(2008年7月発行版 松本市・松本観光協会・新まつもと物語などが作成)」を片手にまつもと城下町湧水群を、2016年10月に見て歩きました。
見る事の出来た井戸を紹介させていただきます。
まつもと城下町湧水群は、2008年(平成20年)に環境省の「平成の名水百選」に選定されました。
※環境省水・大気環境局水環境課より引用
「平成の名水百選」について
〔平成20年6月5日 環境省水・大気環境局水環境課〕
1.「平成の名水百選」の選定経緯
環境省では、全国に存在する清澄な水を再発見するとともに、これを広く国民に紹介することを目的として昭和60年に「名水百選」を選定しました。この言わば「昭和の名水百選」の選定からすでに20年以上が経過していますが、この間、選定された名水の地域においては、保全活動が組織的に行われ、名水を核とした地域興しに取り組んでいる地域も見られます。
一方、水環境を巡る情勢をみると、持続可能な社会の構築が喫緊の課題となっている中で、第三次環境基本計画や21世紀環境立国戦略においても、健全な水循環がもたらす恩恵と人間社会の営みの共生や、水のある暮らしや風景の復権が強く求められています。このためには、地域住民等が、望ましい水環境を保全・維持する取組に主体的に関わっていくことが強く期待されているところです。
環境省では、このような社会情勢の変化も踏まえ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを、現在の「名水百選」(昭和の名水百選)に加え、「平成の名水百選」として選定し、併せて200選となりました。
2.選定方法及び選定に際しての評価事項
「平成の名水百選調査検討委員会」(委員長:岡田光正 広島大学大学院教授)において、以下の評価軸に基づき選定作業を行いました。
(1) 水質・水量
(2) 周辺環境の状況(周囲の生態系や保全のための配慮など)
(3) 親水性・近づきやすさ(水への近づきやすさや安全性を重視)
(4) 水利用の状況(水利用の伝統を含む)
(5) 保全活動(保全活動の内容・効果を重視)
(6) その他の特徴・PRポイント(故事来歴や希少性など)
長野県からは、まつもと城下町湧水群、観音霊水(飯田市)、木曽川源流の里 水木沢(木曽郡木祖村)、龍興寺清水(下高井郡木島平村)が選ばれています。