想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

秋はやっぱり秋刀魚かな

2016年09月16日 | エッセイ

震災6年9月16日

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 秋になりました。秋はやっぱり秋刀魚です。秋刀魚を焼くと子どもの頃のよき日が浮かんで参ります。昔はよくどこの家でも外で秋刀魚を焼いていたように思います。七輪で焼くのです。

 以前は粘土でできた昔風の七輪を使っていましたが、日が当たる部分の面積が狭いので、最近はキャンプ用の金物の七輪を使っています。以前ののですと、熱いうちに水をかけると七輪がもろくなるとも親から聞いていましたので、それも考慮し金物の七輪に変えました。

 やはり、炎は人を惹きつけるのでしょうか。炎を見ているとほっとするのも事実です。ストレスの発散には秋刀魚を炭火で焼いて食べるのが最高の贅沢です。

 炭火の炎が恋しくて私もこの時期になると、よく秋刀魚をやきます。昔は着火剤がなかったので、どうやって火を付けようかと工夫していたのです。私は、どこにでも落ちていた松葉の枯れ葉を使いました。

 たいまつで知られているように、松にはやにがあり、それに火を付ければよく燃える事を知っていましたので、七輪に松葉を入れそれに火を付けました。その上に炭を載せうちわで扇ぎながら火を付けるのです。すぐに炭に火が回りました。

 うちわで火が十分炭に回るまで待って、秋刀魚を載せました。しばらくして、あの昔の秋刀魚の煙が周りに立ちこめて来ました。野良猫が次の日そのにおいをかぎつけて七輪の周りに来ていました。

 かの有名はクロネコヤマトの魚を加えている社章が魚だということも浮かんで来ました。

 昔から人は秋刀魚とこんな形でおつきあいがあったんだなと想い出さずにはいられませんでした。

 秋刀魚焼く
   香りが昔を
      呼び戻す

 秋刀魚焼く
   煙と共に
      秋が来る

 秋深し
   秋刀魚焼いては
        思い出す
   
昼の憩いの
     
メロディーはなつかし



 


    

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