杉戸町などでは、杉戸・宮代・幸手の各市町に避難している東日本大震災の被災者の健康管理を進めるため、今月6日、健康診査を実施したが、この健診の検査結果などをもとに、要検査と判定された人を対象に、長期の避難所生活で注意が必要とされる下肢血栓や不整脈などの二次健診を実施した。
これらは、長期の避難所生活の中で、下肢の外傷や脱水、就眠環境、ストレスなどにより引き起こされることが多いといわれ、新潟県中越地震の車中泊によるエコノミークラス症候群として認知されるようになった。
こうしたことから、先の一次健診の結果を受けて、要検査と判定された8人について15日二次健診が行なわれたもの。
検査は下肢血栓などを検査する超音波検査を7人が、不整脈などを検査する心電図を1人が杉戸町の保健センターで受けた。
なお、今回の検査は検査を行ったほうが良いと判定されれた人が対象で、医療機関で受診した方がよいと判定され人に対しては医療機関の紹介なども行われ、治療などが進められている。
こうした検査は杉戸町などの自治体、北葛北部医師会などの医療機関が一体となって、ボランティアや企業・団体の協力・支援を受けながら進めている。