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2025年には3万人を割る宮代町 埼玉県が「市町村別将来人口推計ツール」をWEB公開

2013年12月26日 20時09分34秒 | 宮代ニュース
埼玉県は26日、コーホート要因法による「埼玉県の市町村別将来人口推計ツール」を作成し、県ホームページで公表した。このツールの基本的なデータをもとに、宮代町の人口推移を推計すると、2020年には30967人とかろうじて3万人台を維持するが、2025年には29042人と3万人を割り込む見通し。


(宮代町の人口推移推計)

同ツールは、埼玉県内市町村の平成22年から平成42年まで5年ごとの20年間について、5歳階級別男女別人口をコーホート要因法によって推計するもので、推計したい市町村を自由に選択でき、同時に10市町村まで選択して表示させることが出来る。

基礎となるデータが特別な状況にあった場合などは、出生率や純移動率などの既定値を利用者が変更して推計することができるようにもなっている。

また、推計結果は数字データやグラフ等としても表示が可能となっている。


(宮代町の平成42年の5歳階級別男女別人口推計)

埼玉県では「将来人口は、性別・年齢別の生残率、純移動率及び出生率などを設定することにより推計できます。このツールではこれらの基本的なデータは入力されていますが、利用者自身が数値を変更することで、各市町村の将来人口を簡単・自由に推計できるようにしたものです。行政計画策定や企業のマーケティング、学術研究等に御利用ください。」としている。

詳細については埼玉県のHP(こちら)をご覧ください。

このツールを使用して宮代町の人口推計結果は次のとおり。

推計平成12年(2000)平成17年(2005)平成22年(2010)平成27年(2015)平成32年(2020)平成37年(2025)平成42年(2030)
総数18,33816,85517,89016,73017,27516,36616,58215,88915,75015,21714,70514,33713,53713,274
0-4歳637612566571569526492476400388336326298289
5-9歳741683670671612632612584533530436435368369
10-14歳922869749693682670622631622583543530444435
15-19歳1,6071,1071,3548821,040703968680891641875592781538
20-24歳2,2701,2161,8501,0531,4668401,1446691,068647986610963564
25-29歳1,4301,2861,1391,050893805708641552511516495476466
30-34歳1,0621,0151,3001,1551,026940805721638575498458465443
35-39歳9399301,0739791,3241,1461,048933825715656570515455
40-44歳9579739569581,0819891,3331,1581,056943832724663578
45-49歳1,3081,3069469739519391,0759701,3251,1351,050925828710
50-54歳1,5261,7181,2761,2849359549409211,0639511,3101,1131,038907
55-59歳1,5831,5391,5231,7021,2601,2759259499309161,0519461,2941,107
60-64歳1,2991,1411,5201,5201,5101,6441,2511,2329239169298851,048914
65-69歳9118051,2591,1241,4541,4731,4471,5941,1991,195886888893858
70-74歳5786458127611,1611,0631,3401,3941,3361,5081,1071,130820841
75-79歳3114525095927227201,0221,0011,1781,3081,1821,4179791,064
80-84歳1512922504103685085226187388588511,1228541,215
85-89歳8618595216148331218410309496438677505877
90-94歳1765331125914488217130269177324237433
95-歳215102414602288331304917067211





1月2日(木)入園料は1円からの募金でOK 東武動物公園

2013年12月21日 20時59分30秒 | 宮代ニュース
埼玉県宮代町の東武動物公園は21日、「埼玉県おもてなし大賞」受賞を記念して来年初営業日の1月2日の入園料を「1円からの募金でOK」とすると同公園公式HPで発表した。

寄せられた募金は「埼玉県共同募金会を通じ、子どもたちの支援のために役立てられます」としている。



埼玉県は今年、観光事業者等のおもてなし力向上に資するため、ホスピタリティ精神に富んだおもてなしを実践する企業・団体等に対する表彰制度「おもてなし大賞」を創設、その第1回の「おもてなし大賞」を東武動物公園が受賞、11月28日開催の「埼玉県おもてなしフォーラム」の会場で表彰状と認定プレートが授与された。

受賞理由は「小学生兄妹がオットセイショーのトレーナーとして出演、結婚式を挙げられなかった夫婦のために記念イベントを開催、花火大会の夜にレーザー光線でプロポーズの言葉を映写など、「園内で叶えたい夢」をお客様から募集してサプライズな おもてなしを実践」したことによる。

今回の、「1円からの募金でOK」もまさに「おもてなし大賞」受賞理由の「サプライズなおもてなし」で、同公園HPには「緊急開催」の文字が躍っている。

夢を叶えてくれたりサプライズが飛び出すか、どきどきハラハラ感で、来園者のハートをつかもうという、東武動物公園のまさに、独壇場的な今回の決定ともいえそう。

東武動物公園の「入園料は1円からの募金でOK!」は、開園記念日に毎年行なっているが、初営業日の1月2日(1月1日は休園)に、この企画を実施するのは無論初めて。

なお、同公園HPによると「支のポニー(ウマ)や縁起動物のシロフクロウが新年のお出迎えをするほか、 埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」も登場!夜はイルミネーションも点灯します。キラキラの新年をお楽しみください」としている。

詳細は同公園公式HP(こちら)をごらんください

実質的な通年議会スタート 宮代町議会福祉産業委員会を開催

2013年12月19日 20時00分34秒 | 宮代ニュース
宮代町議会は19日、福祉産業委員会を開催し「東武動物公園駅西口地区の整備に関する調査」を論議した。宮代町議会は先に12月議会を閉会し、現在休会中だが、福祉産業委員会は東武動物公園駅西口開発問題を集中審議するため、閉会中にも関らず、委員会を開催して審議を行なったもの。

宮代町議会事務局によると「閉会中の委員会としては、特定テーマの特別委員会や、広報委員会が広報誌編集作業のため業務を行なったり、各委員会が先進自治体の状況を視察して勉強することはあるが、常任委員会が実質的な審議を行うのは、宮代町議会としてはおそらく初めて」。

自治体の議会では、通年議会という考え方が出始めているが、宮代町議会では現在のところ通年議会の方針は打ち出していない。こうした中での、今回の福祉産業委員会の審議は、事実上の通年議会のスタートともいえるもので、その審議内容及び論議の深まりが注目される。



宮代町議会をはじめ、地方議会の多くはこれまで、論議が深まらない中で、執行側の提案を追認するか反対するかという議決が優先され、そのための多数派工作が中心となっていた。
しかし、そうした執行部提案に沿った論議・議決だけでは、議会の存在意義そのものが問われ、真の二元代表制を機能させなければますます住民目線から離れた議会となってしまうとの危機感が出始めている。

宮代町議会では住民からの声を聞く「議会と住民の意見交換会」を開催しているが、そうした席でも住民側から議会議員の「仕事」について厳しい注文(場合によっては叱責)が出されることが多くなっている。

住民目線にたった議会とするには、執行側のテーブルで論議するのではなく、議会側が独自に調査・研究・論議を深めて、執行側と対等な立場で政策立案・提言・見直しを行なえる必要があるとの認識となりつつある。

今回の、福祉産業委員会の審議は、宮代町にとってのビッグプロジェクトともいえる「東武動物公園駅西口開発」問題をテーマとして、議員が計画そのものを住民目線で集中審議して、見直しが必要なら、可能な限り提言を行なって、より良いまちづくりを執行と共に進めていきたいとして審議を開始したもので、今後も引き続き調査・審議を継続することとした。

19日の委員会では、議員の意識レベルを同じにするため、これまでの経緯を含めて改めて執行側に詳細な説明を求めると共に、問題点の抽出を行い、改善の可能性を探りながら、執行と出来る限りの改善を協議し、提言としてまとめて、本会議で、さらに論議して、執行側に提言に沿った施策の実施を要求していきたいとの基本的な進め方を改めて了承し、年明け(1月16日か23日ころ)にも執行側に出席を求めて論議を行い、その結果を基にさらに深めた論議へと進めていくこととした。

執行部上程20議案、意見書1議案を可決 宮代町議会12月定例会閉会

2013年12月10日 19時25分13秒 | 宮代ニュース
宮代町議会は10日、12月定例会最終日を迎え、執行部上程の20議案の全議案と「特定秘密保護法の撤廃を求める意見書」(既報)を賛成多数で可決した。住民から出されていた「消費税増税の中止を求める意見書提出に関する請願」については賛成少数で否決した。

12月定例議会は、榎本町長になって初めての議会となり、新町長の所信を中心に活発な論戦が行なわれた。傍聴席も多くの人が訪れ、活気のあるものとなった。

ただ、上程議案は事務的処理や委員の同意という比較的劇的論点の少ない案件が多かったことから、議場が緊迫する場面は少なかった。

●執行部上程議案は以下のとおり(全議案可決及び同意。カッコ内は反対議員数)。
議案第60号 町長及び副町長の給与の特例に関する条例(0)
議案第61号 教育委員会教育長の給与の特例に関する条例(0)
議案第62号 特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(0)
議案第63号 宮代町社会教育委員設置条例及び宮代町公民館設置及び管理条例の一部を改正する条例(0)
議案第64号 宮代町住居表示に関する条例の一部を改正する条例(0)
議案第65号 宮代町水道事業給水条例の一部を改正する条例(3)
議案第66号 宮代町水道分担金徴収条例の一部を改正する条例(3)
議案第67号 宮代町下水道条例の一部を改正する条例(3)
議案第68号 宮代町農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例(3)
議案第69号 宮代町農業集落排水事業の受益者分担金に関する条例の一部を改正する条例(0)
議案第70号 宮代町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例(0)
議案第71号 指定管理者の指定(0)
議案第72号 宮代町公平委員会の委員の選任につき同意を求めること(0)
議案第73号 宮代町公平委員会の委員の選任につき同意を求めること(0)
議案第74号 宮代町教育委員会の委員の任命につき同意を求めること(0)
議案第75号 平成25年度宮代町一般会計補正予算(第3号)(0)
議案第76号 平成25年度宮代町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(0)
議案第77号 平成25年度宮代町介護保険特別会計補正予算(第3号)(0)
議案第78号 平成25年度宮代町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)(0)
議案第79号 平成25年度宮代町水道事業会計補正予算(第2号) (0)

●意見書(可決)
特定秘密保護法の撤廃を求める意見書 (6)

●請願(否決)
消費税増税の中止を求める意見書提出に関する請願 (10)

「特定秘密保護法の撤廃を」 宮代町議会が意見書を可決

2013年12月10日 15時54分12秒 | 宮代ニュース
宮代町議会は10日、本会議を開き、議員から提出されていた「特定秘密保護法の撤廃を求める意見書」について審議を行い、賛成多数で可決・採択した。

「特定秘密保護法」については各界や個人から反対や危惧する声、慎重な対応を求める意見等が出されているが、地方議会としても看過できない重大な問題であるとして、各地で反対や慎重対応の意見書が出されている。宮代町議会でも10日、「特定秘密保護法の撤廃を求める意見書」を賛成多数(賛成7、反対6)で可決・採択したもの。

宮代町議会が採択した意見書は次の通り。

特定秘密保護法の撤廃を求める意見書
多くの国民が反対や慎重審議を求めていた特定秘密保護法を、安倍内閣と与党が衆院本会議で11月26日、参院本会議で12月6日、強行成立させました。
政府が制定をめざしていた「特定秘密の保護に関する法律案」は、政府にとって都合の悪い情報を隠し、それを漏らしたり情報を知ろうとする者を重罰に科すというものです。
政府の原案では、「我が国の安全保障に関する事項のうち、特に秘匿することが必要である」事項で、「防衛」「外交」、さらに「特定有害活動の防止」「テロ活動の防止」について、「特定秘密」に指定するとしています。しかし、何が秘密に指定されたのかは国民に知らされず、「特定有害活動の防止」「テロ活動の防止」を理由にすれば、広範な情報を秘密にすることができ、政府にとって都合の悪い情報を国民の目から隠すことが可能になります。
また、情報に接近しようとする様々な行為が処罰(最長で懲役10年)の対象となり、マスコミの取材や国民の情報公開を求める取り組みも処罰される恐れがあります。さらに、秘密を取り扱う人を対象にした「適正評価」によって、思想信条の自由やプライバシー権が侵害されることになります。秘密保護法の目的は、国民の目と耳をふさぐことにあり、憲法改悪の先取りにほかなりません。
よって当町議会は、日本国憲法で保障された基本的人権を侵害し、国民主権・民主主義・平和主義を根底から破壊する特定秘密保護法を与党の数による強行採決にっぐ強行採決はとても認められません。審議をつくしたといえない法案は撤廃するよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

平成25年!2月 日

埼玉県南埼玉郡宮代町議会議長 中 野 松 夫


【議会を傍聴して】

マスコミの世論調査では国民の大多数が、反対あるいは慎重審議をとしていた「特定秘密保護法」。

にもかかわらず、国会ではスムーズに通過する。そのギャップは何だろうと疑問に思っていた。

そうした中で、国民(住民)に一番近い地方議会の議員がこの問題を討議するというので、関心を持って見守った。

「特定秘密保護法の撤廃を求める意見書」に賛成の討論を行ったのは市民会派系の議員2名と共産党1名。

反対の討論を行ったのは、自民党系議員1名、公明党議員2名。

宮代町議会の様子を見る限り、公明党主導で「特定秘密保護法」はできたのではないかと思われるほど、自民党系議員の明確な主張がない。

結局は、その考え方の真意が分からないまま採決へ。

結果は賛成7(市民会派系と共産党)、反対6(自民党系と公明党)。

マスコミ等の世論調査とは違って、ここでは僅差。

住民の身近な代弁者としての地方議員なのか、上からの指示に従うのが地方議員なのか。

住民の選挙への無関心、あるいは「どうせ」の態度は、こうしたところからも起こっているのではないだろうかと感じた採決結果だった。