宮代町議会は12日、各議案の採決を行い、執行部提案の10議案を原案通り可決、「憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書」を7対6の僅差で可決、住民から出されていた「町内循環バスルートの変更を行うことを求める請願」を全会一致で採択した。
議決にあたって注目されたのは宮代町コミュニティセンター・進修館を指定管理者による管理運営を行うことができるようにするための「進修館条例の一部を改正する条例」と、住民から出されていた「町内循環バスルートの変更」の請願。
(写真はルート変更に伴って不要となってバス停。その後ろの議場では循環バス問題が論議された)
進修館条例については、多くの議員が質問を行い、質問時間は昼食休憩を挟んで1時間半を超えた。
その要因は「進修館」だけにとどまらず、ふれ愛センター、市民活動サポートセンター、進修館という3つの施設の、統廃合及び業務の移管・再編という問題を含んでいるから。
具体的には、ふれ愛センターが行っている、子育て部門と高齢者の憩い活動を分離し、子育て部門の活動拠点を現在の「市民活動サポートセンター」に、高齢者の憩い部門は公民館や地域の集会所及び進修館の一部など既存の施設で行ってもらい、ふれ愛センターの機能は今年度末で終了する。
また、現在市民活動センターが行っている市民活動サポート業務は進修館に移管するというもの。
こうした町民に直結した問題になりそうなベースともなる条例改正にもかかわらず、町民の多くはその実情を知らず、議員の多くも正式に聞いたのは5月の下旬という状況で「論議を深めるべき」ということから、質問が集中した。
執行側は「ともかく、利用が激減しているふれ愛センターの業務終了を進め、維持管理経費の削減を図ることが急務」として、年度内にも進修館の指定管理者への業務移行作業を行って、ふれ愛センターの年度内閉鎖につなげていきたい考え。
議論は百出したものの、議員自体がこの問題に正面から向き合って間がないだけに「今議会では可決を見送り、町民に丁寧に説明し議論を深めては」という反対意見もあったが、採決の結果、賛成9、反対4で、可決した。
一方、住民から出されていた「町内循環バスルートの変更」の請願は、今年4月から町内循環バスのルートを高齢化に合わせて見直し、新しいルートで再スタートしたが、これによってこれまでのバスルートからはずされた住民などから異論が出始め、再度のルート見直しをというもの。
議会では、高齢化の中での公共交通機関のあり方などを研究、先進地域を視察するなど、議員それぞれに、様々な思いと考え方が見られていた。
しかし、2年にわたる検討の結果、執行側が出してきた案は、バスルートを実状に即して変更するというもので、システムそのものから見直しをとしていた議員には「ものたりなさ」が残る改正となっていた。
こうした中でスタートした新バスルート。高齢化率の高い団地と病院やスーパー、公共施設を結ぶルートは充実、高評価となっているが、必要度は高いとはみられるものの利用が少ないとみられる地域はルートからはずれてしまい、重大な問題となった。
請願は、総務文教委員会で審議され、採択して更に検討を進める必要があると野結論となり、12日の本会議に付議。全会一致で採択となったもの。
議決にあたって注目されたのは宮代町コミュニティセンター・進修館を指定管理者による管理運営を行うことができるようにするための「進修館条例の一部を改正する条例」と、住民から出されていた「町内循環バスルートの変更」の請願。
(写真はルート変更に伴って不要となってバス停。その後ろの議場では循環バス問題が論議された)
進修館条例については、多くの議員が質問を行い、質問時間は昼食休憩を挟んで1時間半を超えた。
その要因は「進修館」だけにとどまらず、ふれ愛センター、市民活動サポートセンター、進修館という3つの施設の、統廃合及び業務の移管・再編という問題を含んでいるから。
具体的には、ふれ愛センターが行っている、子育て部門と高齢者の憩い活動を分離し、子育て部門の活動拠点を現在の「市民活動サポートセンター」に、高齢者の憩い部門は公民館や地域の集会所及び進修館の一部など既存の施設で行ってもらい、ふれ愛センターの機能は今年度末で終了する。
また、現在市民活動センターが行っている市民活動サポート業務は進修館に移管するというもの。
こうした町民に直結した問題になりそうなベースともなる条例改正にもかかわらず、町民の多くはその実情を知らず、議員の多くも正式に聞いたのは5月の下旬という状況で「論議を深めるべき」ということから、質問が集中した。
執行側は「ともかく、利用が激減しているふれ愛センターの業務終了を進め、維持管理経費の削減を図ることが急務」として、年度内にも進修館の指定管理者への業務移行作業を行って、ふれ愛センターの年度内閉鎖につなげていきたい考え。
議論は百出したものの、議員自体がこの問題に正面から向き合って間がないだけに「今議会では可決を見送り、町民に丁寧に説明し議論を深めては」という反対意見もあったが、採決の結果、賛成9、反対4で、可決した。
一方、住民から出されていた「町内循環バスルートの変更」の請願は、今年4月から町内循環バスのルートを高齢化に合わせて見直し、新しいルートで再スタートしたが、これによってこれまでのバスルートからはずされた住民などから異論が出始め、再度のルート見直しをというもの。
議会では、高齢化の中での公共交通機関のあり方などを研究、先進地域を視察するなど、議員それぞれに、様々な思いと考え方が見られていた。
しかし、2年にわたる検討の結果、執行側が出してきた案は、バスルートを実状に即して変更するというもので、システムそのものから見直しをとしていた議員には「ものたりなさ」が残る改正となっていた。
こうした中でスタートした新バスルート。高齢化率の高い団地と病院やスーパー、公共施設を結ぶルートは充実、高評価となっているが、必要度は高いとはみられるものの利用が少ないとみられる地域はルートからはずれてしまい、重大な問題となった。
請願は、総務文教委員会で審議され、採択して更に検討を進める必要があると野結論となり、12日の本会議に付議。全会一致で採択となったもの。