桜に続いて、野も花の盛りを迎えそうである。
野をにぎやかにする花の一つ、ハルジオンが姿を現し始めた。
ハルジオンに続いて開花するヒメジョオン。これらが野を彩る。
ところで、いつも悩ましいのがハルジオンとヒメジョオンの違い。
そして、二つの花の名前を知るには「茎を折ってみればいい」と解説される。
確かに、確認するためには、それが一番てっとりばやいかもしれない。
だが、名前を知るためだけのために手折る。それを植物を生業とする人が推奨する。どうも違和感がぬぐえない。
そうした解説や教えの根本には、野の花に対する気持ち、「野にあるものは我のもの」「雑草になんの遠慮がいるものか」につながっていないだろうか。
野では今、野草摘みが盛んだが、その後のむごたらしいこと。せっかくはった田の畔を踏み荒らして、掘り返す。
「全部採らずに半分、最低でも1つは残そう。1つしかなかったら絶対採るな」という基本的なルールもどこ吹く風・・・・。