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わが国初の3D-CADプロダクトデザインコンテストの表彰式行われる 日本工業大学

2009年10月04日 15時20分25秒 | 宮代ニュース
日本工業大学は、高校生を対象としたわが国では初めての3D-CADによるプロダクトデザインコンテストを実施、4日、同大学で表彰式を行い審査結果を発表した。自由部門の最優秀賞に近藤衣理子さん(愛知県・起工業高校)、課題部門の最優秀賞に古郡翔馬君(群馬県・伊勢崎工業高校)の作品が選ばれ、表彰の盾と副賞として10万円相当分の図書券が贈呈された。



このコンテストは、3D-CAD教育体制を整備し、積極的に研究・教育を行っている日本工業大学が、「思い思いのイメージを3D-CADを用いて表現し、『もの作り』の最先端技術を体験」してもらうために、高校生を対象に実施したもので、今回が第1回目。今後、同校が高校生を対象に行っている「建築設計競技」(今年で23回目)、「マイクロロボットコンテスト高校生大会」(今年で3回目)同様、高校生にもの作りの楽しさを体感してもらう場として育てていく考え。



こうした動きには、全国工業高等学校長協会など工業高校を始めとして関係する企業も積極的に支援・協力する意向を表明しており『もの作り』離れが進んでいるといわれる若者に目を向けてもらい、『もの作り日本』の復権をはかりたいとしている。



第1回の3D-CADプロダクトデザインコンテストは、特別審査委員に95年96年と連続して全日本ロードレース選手権スーパーバイク チャンピオンに輝く青木拓磨氏を迎えて、自由部門と課題部門(身体障がい者用自動車ハンドル)で、9月7日を締め切りとして3D-CAD(SolidWorks)のCADデータを送付してもらう形で実施した。



3D-CADを使用したことのない高校生向けに講座を開くなときめ細かな対応を行ったところ、第1回にも関わらず、12都県18校69名がエントリー、デザインにチャレンジして16校から65作品の応募が寄せられた。



4日、行われた表彰式では、表彰式に先立って青木拓磨氏が「あきらめない気持ち」と題して講演を行い、テスト中の事故で脊髄損傷し、下半身不随となったことを乗り越えて、アジアクロスカントリーラリー、ダカール・ラリー参戦など4輪での復帰を熱く語り



「しっかりとしたプランニングと目的意識を持って、あきらめない気持ちでやっていこう」と高校生にエールを送った。



特別審査員を務めた青木拓磨氏は「琢磨特別賞」を小池将史君(長野県・箕輪進修高校)の作品に贈って、がっちり握手。



なお、同日発表された各賞は次のとおり(敬称略。団体の場合は代表者)。

【自由部門】
応募点数17点

○最優秀賞
近藤 衣理子(愛知県・起工業高校)つめやすり


○優秀賞
豊嶋 圭人(秋田県・大曲工業高校)JefWing01
高橋 義典(秋田県・大曲工業高校)速さと安全性を向上させた未来のバイク
池田 なな子(埼玉県・川越工業高校)車椅子ロボット

○佳作
西脇 一樹(和歌山県・和歌山工業高校)匂いPC
坂本 貴啓(栃木県・真岡工業高校)Water-type shoes

【課題部門】
応募点数48作品

○最優秀賞
古郡 翔馬(群馬県・伊勢崎工業高校)


○琢磨特別賞
小池 将史(長野県・箕輪進修高校)



○優秀賞
谷田部 諒平(東京都・総合工科高校)
宮島 秀明(群馬県・前橋工業高校)
大谷 龍司(和歌山県・和歌山工業高校)
伊沢 領介(栃木県・真岡工業高校)
中川 勇吾(岐阜県・岐阜総合学園高校)

○審査員特別賞
古根川 雄一(和歌山県・和歌山工業高校)
及川 雄太(宮城県・気仙沼向洋高校)
谷口 聡志(栃木県・真岡工業高校)

○佳作
及川 恵介(東京都・蔵前工業高校)
安藤 卓弥(埼玉県・春日部工業高校)
蓮見 拓也(群馬県・前橋工業高校)

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