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「2012年の世界大会参戦を目指す」 日本工業大学が「全日本学生フォーミュラ大会参戦報告会」を開催

2010年10月02日 16時55分14秒 | 宮代ニュース

学生のものづくり・デザインコンペティションとして、将来の自動車産業を担う人材を育成する大会ともなっている「全日本学生フォーミュラ大会」に、日本工業大学が今年初参戦、総合27位という成績を収め、来年度以降に一定の見通しが見えたとして「2011年大会で総合5位以内、2012年大会で総合優勝を目指し、Formula SAE World Seriesへの参戦を果たしたい」と、力強く今大会の報告会を行った。



全日本学生フォーミュラ大会は、大学の学生などがチームを作り、企画・設計・製作を行って、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを作製、車の走行などの動的性能はもとより、コンセプト・設計・コストなど静的な審査も重要視される、ものづくりの総合力を競う競技で、今年で8回目。



第8回全日本学生フォーミュラ大会は。9月7日~11日の5日間、静岡県の小笠山総合運動公園・エコパに国内外から70チームが参加して行われた。



「ものづくり」教育に力を注ぐ日本工業大学は、同大学の特徴のひとつである「工房教育」のなかの「フォーミュラ工房」のメンバー(1、2年生)と、同大学自動車工学研究室生(4年生)とがコラボして「Formula Friends of N.I.T」チームを結成、今年初めて、全日本学生フォーミュラ大会に参戦を果たした。



2日、同大学LCセンター1F マルチメディア教室で報告会が開催され、柳澤学長などが見守る中、チームキャプテンを務めた小野寺さん(2年)などから報告が行われた。



「昨年の第7回大会を調査・見学するところからスタート、ヤマハからエンジンの支援を受けるなとスポンサーや各方面からの協力のもと、進めることが出来、感謝しています。ただ、製作は順調とは言えず、一時は頓挫するのではないかとも思った」と、大会に初参戦するまでをキャプテンの小野寺さんが報告。



また、参戦マシンのコンセプト、設計、製作、試験などをテクニカルリーダの田口さん(2年)が「日本工業大学は他大学にない工作機械があり、ものづくりの力を発揮できる環境にある。この強みを次につなげていきたい」と報告した。



また、卒業生からは「全日本学生フォーミュラ大会出場者は企業の中でも注目される存在となっており、企業としても採用したい学生という評価を行っているようだ」との企業側からの見方も伝えられた。



日本工業大学ではすでに来年に向けた取り組みがスタートしており「今年の反省を踏まえて、来春にはマシンを完成させ、十分な熟成を行って、5位以内を目指したい。それをステップとして、2012年には学生フォーミュラ大会の世界大会「Formula SAE World Series」への参戦権を得るべく総合優勝を」と高い目標を掲げて行動を開始している。



なお、第8回 全日本 学生フォーミュラ大会の詳細については、公式HP(こちら)をごらんください


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