日本工業大学学生フォーミュラチーム(FFN.I.T.)は1日、12月15日から18日の4日間オーストラリアのビクトリア大学で開催されるオーストラリア学生フォーミュラ大会(Formula SAE-Australasia)に初参戦し、総合5位以内を目指したいと発表した。
同大会には、オーストラリアをはじめ、ニュージーランド、インド、パキスタン、マレーシア、ドイツなど7カ国29チームが参戦する予定で、日本からは、日本工業大学を始め、大阪大学、東京電機大学の3チームがエントリーしている。
日本工業大学が参戦するマシーンはこのほど行なわれた全日本学生フォーミュラ大会を戦い、75チーム中総合14位、エンデュランス4位と健闘したマシンをさらにチューンアップした「SAMURAI」。
1日は柳澤学長も発表の席に顔を見せ、学生たちが完成させたマシンを見学、好成績を願った。
日本工業大学チームは、機械工学科、ものづくり環境学科などの学生31名で結成
学生たち自らが企画・開発・製作・走行と車作りと実際の走行・競技まですべてを行なうもので
スポンサー集めなども学生たちが行なっている。
日本工業大学チームは、昨年から、全日本学生フォーミュラ大会に参戦し、成果を挙げているが
さらにステップアップを目指し学生フォーミュラ世界大会への出場を当面の目標としている。
オーストラリア大会への参戦はそのワンステップで、言葉の壁やあらゆる要求に的確に対応できる体制作りを勉強する意味もあるようだ。
なお、1日は「全日本学生フォーミュラ大会参戦報告会」も兼ねて行なわれ、
同じ戦いの場にたった芝浦工業大学チームや
先輩などからエールがおくられた。